本校の教育目標・教育方針・教育の特徴

1.本校の教育目標
 
全人的な教育を推進し、平和的な国家及び社会の有為な形成者としての資質を育成する。

2.本校の教育方針

1 自己の在り方・生き方を自覚させ、生徒一人ひとりの進路希望、特に進学希望の実現に努める。(個に応じた教育)

2 自らの責任を自覚して、積極的に学び、考え、行動する人間を育成する。(自己責任)

3 自他の人権及び規律を重んじ、知・徳・体の調和のとれた人間を育成する。(人間的総合力)

3.本校の教育の特徴

1 取組内容

  ア)学校改革の変遷
  「進学重視型単位制」「65分授業」「個を大切にする進路指導」で、生徒一人ひとりの進路実現を全力で応援します。
 創立91年目を迎える伝統校でありながら、時代のニーズに応え、進学校としての教育活動に最大限に取り組んでいく「先進の伝統」を築くため、他校に先駆け数々の特色ある学校づくりを進めてきました。
 平成12年度に「2学期制」、平成14年度に「65分授業」、平成15年度より「単位制(普通科)」をそれぞれ導入し、平成16年度より「週32時間から週34時間へ」授業数を増加させました。その後、平成20年度、「学力向上」「進学実績向上」を目指して「授業力向上」を目的とする研究組織「授業研究委員会」を新設しました。委員会は、「生徒による全教員の授業アンケート」や「教科を越えた研究授業と研究協議」などを実施し、東京大学大学院教育学研究室や早稲田大学大学院教職研究科からも注目され、連携を始めています。また、平成28年度より「3学期制」に戻し、きめ細かな指導を実践しております。

  イ)教育課程
  「週34単位」と「65分授業」を採用することにより、授業時間と放課後の時間をバランスよく確保し、授業効率を高めます。これは、「進学講習」と併せて、「部活動」や「学校行事」などとのバランスを保ちながら、難関大学合格を実現する実力養成の前提条件を整えるばかりでなく、「生徒一人ひとりの人間的成長の場」を保障します。
  また、「進学重視型単位制」は、3年次に多様な科目を用意することを可能にし、進路指導(科目選択指導)は個々の進路目標の実現に直結し、「個を大切にする進路指導」をとおして生徒のニーズに応えています。
  さらに、「進学重視型単位制」は、「普通科では他校に真似のできない少人数授業(10人から)27人平均/クラス(2・3年次)」を実現し、きめ細やかな指導を可能にしています。

   ウ)学習指導
  各教科はシラバスを作成し、大学入試に対応した多様な講座を用意しています。年間5回の定期テストの他に、長期休業後に課題テストを実施し、学力向上を図っています。また、成績不振の生徒に対する指導も学年教科担当を中心に学年指導として取り組んでいます。

  エ)進路指導
   進路指導は、G&C(G:ガイダンス=指導・説明会等、C:カウンセリング=個別面談)を充実させ、「個を大切に」をモットーに指導しています。
   特に、本校は進学型単位制であるため、2年次(32科目)3年次(52科目)という多様な選択科目から、必要な科目を各自が選択することになります。この1・2年次の科目選択指導では、入学早々から10年後の自分を描いて進路選択を進めるために、新入生に「進路学習に真剣に取り組み、自らの意思決定をする。」ことを求めることになり、担任や保護者との進路相談や日常の学習動機につながって、進路実現に大いに役立っています。
   また、模試、考査データ、各種検査結果、「進路の指針」を用いて、きめ細かい個別面談も実施しています。「少人数でも開講される進学実力補習」では、その講座は多岐にわたり、夏季進学補習では、40講座以上を開講し、のべ1,500人以上が受講しています。  

  オ)生活指導
   進学校として学習環境を整えるため、また他人への思いやりがあり、礼節ある次代のリーダーを育てるために、きめ細やかな指導を全職員で継続して実施しています。頭髪服装指導(スカート丈、ズボンはき方、胸ボタンなど)、あいさつ運動、朝の校門指導、傘差し運転禁止指導など、市内の中学生保護者からも評価され、志願者も増えています。
   比較的自由度のある標準服を改め、現在は全ての生徒が制服を正しく着用するように指導しています。平成20年度入学生から、指定のニットベスト・セーターを導入し、イメージを一新しました。

  カ)特別活動等
   部活動:全校入部率 96.3%[3年次5月(88.1%)、運動部23部活(70.1%)、文化部13部活(26.2%)]。どの部活動も活気に満ち、目標に向かって熱心に活動している。全国大会、関東大会、県大会出場多数です。
   生徒会活動:伝統的に生徒会活動が盛んで、「体育祭」の応援合戦や文化祭は学年を越えた団編成が特徴です。各団、学年、クラスの結束力は「高校生活の感動の思いで」をつくります。新入生歓迎行事「たんぽぽ広場」、「越高祭」「予餞会」は、全て生徒会各実行委員会の企画運営によるものです。
   その他の行事:修学旅行は近年沖縄方面で平和学習を行なっています。3月の球技大会では、学年を越えたクラス対抗で熱戦をくりひろげます。遠足や芸術鑑賞も実施しています。


2 成果と課題

 「単位制の科目選択指導を中心とした進路指導と充実した学校生活を創りだす多様な取組」は、活気のある満足度の高い高校生活を創り出し、現役合格確定者率85.1%という成果にもつながっています。単位制導入後、国公立大学及び難関私立大学の合格数を見ても、着実に実績をあげています。
 現在の課題としては、単位制を活かした新学習指導要領を受けて教育課程の編成と選択科目の見直しを行っているところです。また、従来の進路指導を発展させながら、キャリア教育の視点で改善を図る研究を進め、一部取組を始めています。


3 今後の取組

 生徒の進路目標、学習動機にかかる意識改革の必要性に重視し、次年度新入生の入学オリエンテーションを改善する計画を進めています。また、受験に対応する実力を養成するための「授業と家庭学習の連携」に着目し、指導法の改善と部活動と両立させながら家庭学習を増加させる意識向上を図る取組を始めています。また、授業時間を増加させるのではなく、授業の質の向上と進学実力補習のいっそうの充実を図ります。