校長ブログ

【校長ブログ】定時制生徒会新体制認証式

 昨夜、定時制生徒会選挙で当選された会長、副会長2名、議長の4名の生徒さんが校長室に来てくれて認証式を行いました。

 副校長、生徒会担当教諭、私とで認証させていただきました。4名の方々も緊張しながらも今後の抱負を語っていただきました。曰く「生徒の皆さんのために頑張っていきたい。」「生徒も勿論であるが先生方も楽しんでいただける行事を作っていきたい。」「会長を助けてより良い生徒会を運営していきたい。」「公約をしっかりと果たしていきたい。」ということでした。

 私からは「大変、力強い発言をありがとうございます。そして、あまり力みすぎずに生徒会活動の活性化に取り組んでほしいと思います。たまたまでしょうが、今回の4名の方々は皆さん、女子です。これからの社会を象徴するような感じです。女子とか男子とかを云々する時代でもありませんが、越定では生徒会の先生方がいる間としては初めてのことです。意気に感じてご活躍ください。又、残念ながら落選してしまった生徒もいらっしゃいます。選挙後はノーサイドですから、お互いに又、知恵を出し合って楽しい越定生活を創り上げてほしいと思います。」と伝えました。

 生徒会幹部の皆さんも大きく頷いてくれました。今後の生徒会も今まで同様、又、更に進化していってくれるものと期待しております。

 定時制は昨日は、埼玉県社会福祉協議会の方と埼玉県知事任命「介護の魅力PR隊」の方々にお越しいただいて「白杖体験」をしました。目の不自由な方の気持ちに立って校内のバリアフリーになっていない箇所を経験して、何かを感じてくれたと思います。介護問題は先進国の全てに共通する課題です。心優しい定時制の生徒の皆さんは真剣に取り組んでくれておりました。

 電気を消した夜の8時過ぎにこういう体験をすることは、昼間よりもさらに難易度が高い授業であると感じましたが、積極的に取り組んでくれた生徒と特別講師の方々には感謝です。

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【校長ブログ】ふてほど

 昨日、ユーキャン新語・流行語大賞が発表され、表記の言葉が受賞されました。この言葉は、TV番組のタイトルを省略したものですが、ドラマ中、一切「ふてほど」という言葉は出てきません。(私は、学校が舞台のドラマは基本的に見ておりますので、この番組も全部ではありませんが、時間が合えば視聴しておりました。)

 さて、2004年(平成16年)よりこの賞は出来ておりますが、高校生が生まれたあたりくらいから出来た賞です。今、18歳の方が生まれた2006年は「イナバウアー」が大賞、「格差社会」「たらこ・たらこ・たらこ」「品格」などが受賞してます。小学校入学された2013年は「今でしょ!」が大賞、「倍返しだ!」「ふなっしー」など勢いのある言葉が受賞してます。中学校入学された2019年は「ワンチーム」が大賞、「スマホ決済」「タピる」(死語になってますね)などが受賞しました。

 私が、今年の言葉で気になるのは、良い言葉では「50-50」、いい意味ではなく高校の教員として心配なのは「トクリュウ」「ホワイト案件」です。勇気づけられたのは「初老ジャパン」です。

 昨日も書きましたが12月になり、こういった年末恒例の話が出てまいりますと年の瀬を感じます。皆さんは毎日毎日、色々な事で時間に追われておりますので、12月になろうが、4月であろうがいつもいつも忙しいと感じると思います。そして「アッ」という間の高校時代であろうかと思います。それはそれで後になって思い返せば充実した時間だったとなると思います。優越に浸れる人も圧倒的に劣等感に苛まされる人もいるかもしれません。私は後者で、正直、優秀な友人たちに「羨ましい羨ましい」とある意味、妬み嫉みに似た感情を持つこともありました。しかし、友人たちが頑張っている姿をリアルに見て「優秀な人ってどこかで本当に努力しているんだ」と心底思えたし、心が広いなと思えたので、負け惜しみに聞こえるでしょうが、あの高校に通えて良かったなと感じております。

※高校美術展覧会において、越ヶ谷高校美術部作成のオブジェが全国大会に出品されるとのことになりました!美術科・芸術科などもある中、普通高校で選抜されるということは非常に価値のあることだと思います。美術部の生徒の皆さんおめでとうございます!!

 

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【校長ブログ】埼玉県高校美術展

 先日、校長室に美術部の生徒さんが来てくれまして「埼玉県高校美術展に作品が展示されますので見に来てください。」とお願いをされました。会場は埼玉県立近代美術館です。

 最寄り駅は北浦和駅で、浦和区常盤という住所になります。私は旧浦和市立常盤中学校を卒業(以前からも披露しておりますが中学校は3年間違った中学校に通いましたので、常盤での経験は1年間だけでしたが)し、近代美術館のある北浦和公園は私が部活動を引退してから高校入試が始まるまで体力向上の目的で、ランニングをしていたところであるため、懐かしさもあり、見学に行きました。
 越高の美術部の作品は、入り口から左手の真ん中くらいにありまして、私的にはきれいなブルーのライオン?(じゃなかったら申し訳ないのですが)をモチーフにした作品が素敵に思えました。そのほかの作品も丁寧に描けていたと思います。

 今回で67回目となる本美術展は、県内の公立私立高校生、専門学科の美術科の高校や美術・芸術・デザインを学ぶ学科の生徒の作品もあり、非常に見ごたえのある展覧会となっております。

 そして、2年次生は、土曜日に修学旅行から帰宅しました。本日は代休でお家で休んでいるか、お勉強しているか、お友達と思い出に耽っているかされていると思います。先生方の中には、1年次、3年次の授業を受け持たれていらっしゃる先生は、代休もなく、授業のために勤務されており、校長という立場では「申し訳なさ」で一杯です。そういうことが「ブラック」と言われる職場とされる一つの理由になっているのかもしれません。先生方の献身的なマンパワーで授業も成立しています。でもAIには出来ないことの一つだとは思います。

 そもそもAIには引率が出来ません。又、沖縄での思い出話を枕にして(そんな暇が無いかもですが)授業を展開させるということは到底無理な芸当であると思います。

 とにもかくにも、2年次が明日から通常通りに登校されると全日制は全員が揃う形となり、定時制も含めて第2学期末考査へと突入、そして終業式、年越しと・・・、本当に辰年も終わりに近づいております。

 「先生も走る」という「師走」を元気に駆け抜けていってほしいと思います。

 

 

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【校長ブログ】同志社開学

 1875年(明治8年)の今日、キリスト教の教育者・新島襄(にいじま じょう:1843~1890年)らが京都・山城の地に私立の英学校を建てて「同志社」と名付けた記念日です。
 この「同志社英学校」が現在の「同志社大学」(Doshisha University)の前身です。そして、1920年(大正9年)に同志社大学が設置されました。同年の大学令によって日本で初めて大学として認可された私立8大学(旧制大学)の一つであります。

 建学の精神は、キリスト教精神に基づく「良心教育」だそうです。新島襄個人は建学の目的として、「良心を手腕に運用する人物」の育成を掲げていたそうです。現在では、京都府内に2つのキャンパスを有しておりまして、又、文部科学省の定める「グローバル30」(国際化拠点整備事業:大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)に採択された13大学のうちの一角を担う大学でもあります。(私は大学時代に、同志社とは秋に定期対抗戦を行っておりました。)

 関東圏では、あんまり進路としては考えに入れない生徒は多いとは思いますが、自分の教えた生徒の中には、「新島に憧れて・・・」といった理由から同志社や京都の文化に触れたいとの理由から、同志社、関西学院、立命館、関西などの大学を希望し、進学した者もおりました。(いわゆる、かんかんどうりつです。)
 同志社と言えば正三角形を3つ寄せた形の校章が有名ですが、「知・徳・体の三位一体」あるいは「調和を目指す同志社の教育理念を顕すもの」と解釈されております。現在は分かりませんが、定期対抗戦の時のユニフォームはこのデザインがあしらわれていて「カッコいいな」と感じました。

 越ヶ谷高校では、本校のカリュキュラム上、国公立を目指すのが、合理的で効率の良い勉強法ではあります。ただ、3年次で、色々な大学の研究対象、歴史や背景、自分の求める教授内容を鑑みて、色々な大学への道があってよろしいとは感じます。

 学びたい学問があって、その学問へのアプローチに対して、頷けたらその大学を目指すのが一番だと思います。文系で、もっと乱暴に言えば「法学部にいったら弁護士になろう。経済学部や商学部にいったら税理士、公認会計士になろう。文学部にいったら研究者になろう。」と出来ると思います。(理系では医学部にいったら医者で、理学部にいったら企業で・・・というのはちょっと難しいでしょうから・・・。なんとも言えませんが、私の教えた生徒には医学部に進学したけど、卒業後は有名予備校で小論文の有名講師をしている者もおります。人生は不思議です。)

 来週から12月!インフルエンザ等に気を付けて、所期の目的を達成してみてください。

 

 

 

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【校長ブログ】全日制2年次生修学旅行出発!

 今日から全日制の2年次は沖縄県に修学旅行に出発しました。私も羽田空港まで見送りをさせていただきました。2年次生は全員、遅刻することはなく、定刻に揃いました。

 朝早くから、生徒の皆さんも先生方も準備して来られていて大変だなと思った次第ですが、保護者の皆様も早起きして朝食の準備や忘れものしないようにと気を遣っていただいていたであろうと思います。本当にありがとうございます。

 修学旅行中の沖縄地方のお天気予報は良さそうです。林年次主任が書かれているように沖縄の光の面とそうではない歴史的な背景も学び、楽しむべきところは思い切り楽しんでほしいと願います。又、集団で行動しているということについては、言わずもがなですが「越高生としてのプライド」をもって自覚のある行動をお願いします。

 さて、私は、個人的に朝早すぎる時間には、朝食がお腹に入らないので、お見送りしてから朝食を済ませようと考えておりました。おりしも、羽田空港第2ターミナルの天丼てんや前集合でしたので、生徒の皆さんが出発したら、てんやさんで天丼にしようと決意を固めておりましたが、本日はお休みだったようで、そのお隣の吉野家さんで「朝定食」をいただきました。吉野家さんに入るのは数十年ぶりだったのではないかと思います。

 そして、学校に戻って、1年次保護者対象の「進路講演会」の冒頭挨拶をさせていただきました。1年次生の保護者の皆様は平日のお忙しい時間帯にお集まりいただきまして感謝申し上げます。又、昨年の今頃は高校入試で頭が一杯であったのに、1年も経たないうちに「大学入試」について考えないといけないのは大変ではあると思いますが、越ヶ谷高校に入学しようと決意して受検されたわけですから、その先は大学に入学しようと考えての事であろうと思います。ここは早めに情報を仕入れていっていただく思っております。

 まずは、川﨑年次主任を始めとする1年次団の先生方を信じて、学校での生活を充実させていただけたら、更に自己実現に向かっていけることと思います。

 さて、3年次生は、この早く帰宅できるチャンスに思い切り、学習室で勉強したり、先生方に質問したりと有効に時間を使ってください。

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【校長ブログ】定時制生徒会選挙

 昨日、定時制では、令和7年度の生徒会役員選挙が行われました。詳しくはまだ、認証式をしておりませんので書けないのですが結果は生徒の皆さんはご存じのようです。

 社会の授業では「公職選挙法」などは学んでいるものの実際の国政選挙に投票できる人は3年生または4年生でしかないので、下級生の人にとってみれば「生きた授業」とも言えると思います。

 当然ながら、私も昨夜は選挙演説を拝見しました。まずは応援弁士が、候補者の人となりを話して、出来る部分を披露して「大切な選挙なので、〇〇さんに心して清き一票を投じてください!」と生徒たちに呼びかけ、その後、候補者が自分の構想を話して、「自分の意見を持ちながら、みんなの意見を聞き、より良い学校生活にしていきたい!」とか「生徒にとっても先生たちにとって明るく楽しい学校にしたい!」などと自分たちの思いを述べておりました。

 周りの生徒の皆さんも真剣に話を聞いていて、清々しい選挙でした。実際、定時制であれば4年生になると選挙権のある人となります。学校の生徒会とは国政や県政や市政は、レベルが違うと言われればそれまでですが、基本的には「学校を良くしたい。」というのは「越谷市を良くしたい。」「埼玉県を良くしたい。」「日本国を良くしたい。」ということについて一定のものであると感じます。

 この真剣さで社会について考えていただければ皆さんの未来は明るいのではないかと確信します。

 最近は、又、脚光を浴びている田中角栄というかつての総理大臣ですが、彼は総理・総裁に就任した時に「私はこのたび、はからずも……いえ、はからずもじゃありません、私は全智全能を傾けて総理総裁の地位を獲得しました。」という挨拶をマスコミの前でしました。今回、当選された皆さんも「はからずも・・。」なんて謙遜しないで、思い切り定時制の生徒の皆さんのために学校生活を明るくするためにご活躍してください。当選された皆さんならきっと出来るはずだと思っています。

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【校長ブログ】64歳の春季教育実習生

 この5月に教育実習生として教壇に立たれたHさんから表記の名前でお手紙を頂戴しましたのでご紹介します。(内容は主に先生方、生徒の皆さんに対する感謝の言葉でしたが、私が「ベテランのOBとして、今の生徒たちに何かエールになるようなお言葉を頂戴したい。」という要請に答えていただいたものです。)

 全文を掲載すると便箋3枚分にはなるため、私の方で責任編集として一部を抜粋させていただきます。(全文を知りたい生徒の方は校長室に来てください。)以下に掲載します。

※約45年ぶりの母校でしたが、生徒と教職員が優秀で、さらにすばらしい高校になっておりました。越高の良い所はいろいろ語られていますが、私は次の2点をあげたいと思います。

 第一に、年齢に関係なく相手を尊重する風土・文化があることです。あいさつはきちんとされており、実習期間中、他人の悪口やいじめを耳にしたことは一切ありませんでした。

 第二に、ゼネラリストをめざす教育、すなわち大学受験だけに終わらずその後の人生を見すえた教育を行っているということです。それは社会のリーダーをめざし、勉強、部活、行事すべてがんばるという教育目標にも表れています。(中略)

 高校を卒業してからは特にスポーツや芸術の重要性に気づかされます。家庭科もリベラルアーツとして重要です。多くの学問を体系的に学べるのはほぼ、高校が最後です。現在の越高は国公立受験を意識したカリュキュラムでかつ講習・個別指導も充実しています。私は高校まではスポーツは苦手でしたが、越高生の多才さに刺激され自分を変えたいとの思いから大学入学後、ソフトボール同好会とウエイトトレーニング部に所属し、スポーツに触れることができました。(中略)

 越高生の皆様におかれましては、希望する良い大学に行くことで大学生活も充実し、人生も少しずつ有利になっていきます、是非がんばってください。※ (引用ここまで)

という内容です。この方は、越ヶ谷高校から地元の国立大学埼玉大学に進学され、東京都特別区の試験に登載され、ご退職されるまで東京都の区役所で公務員人生を歩まれて、現在、向学心に燃え、且つ教員の人数が足りないことを知り、自分が何かお役に立てればという思いで日本大学通信制の教職課程にて学ばれていらっしゃいます。

 特に全日制の1,2年次、定時制の1,2,3年の皆さんにこの話を聞いていただいて、進路を決定するまでに、高等学校での自分自身の向上を極めていただきたいと思います。

 部活動や委員会活動を最後の最後までやり遂げ、そのうえで、大学に進学するとか就職をするとか自身の目的を明確化してください。

※お手紙をくださりましたHさん、本当にありがとうございます。又、別に機会に、他の内容もご紹介させていただきたく思います。体調に留意され、所期の目的を達成されてください。

※越高を目指している中学生の皆さん、越高には、このように卒業されても、向学心のある卒業生が存在します。越高は、単に通過点ではない思い入れの強い生徒を輩出できる高校です。手前味噌的で恐縮ですが「一生涯、母校を誇れる高校」だとも思います。受検は大変だと思いますが体調を整えて乗り切ってください!!

 

 

 

 

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【校長ブログ】弓道部の皆さんへ

 過日、部顧問の先生のご都合で私が弓道部の練習を見学することになりました。私は教諭として、陸上競技部(自分も経験していた部活動)の顧問を基本的に、その他としては、硬式野球部、女子バレーボール部、クイズ研究会の顧問をしていたことがあります。

 要は、弓道部の練習を見学することはなく、興味津々でした。「礼に始まり礼に終わる」とは日本の武道と呼ばれるスポーツの考え方ですが、越ヶ谷高校弓道部の皆さんはその通りに行っていらっしゃいました。真剣に取り組んでいるので、私の質問もちょっと失礼かなと思いながらでしたが、こういう機会は滅多にないので質問させていただきました。集中して練習に取り組んでいる中、素人の(多分)くだらない質問にも丁寧に答えていただきました。

 そこから知りえた情報や感じたことを記しますと、まずは、当日練習に参加した部員の名簿を作成し、その日の矢がどれくらい当たったのかを記す記録用紙を作成、順番に矢を射る練習、そして、的から矢を拾う(「矢取り」というようですが)部員がいて、目視したものと整合するという流れでした。やはり、かつては、人や動物をいる道具ですから、万が一の事故が起きてしまっては何も言い訳出来ないので「(矢取りを)お願いします」という大きな声での指示、「ありがとうございました」の礼をしっかりと行っていて、安全配慮にかかることが徹底されていることがわかりました。

 通常、高校から始めることが多い競技の為、1年次は夏合宿くらいから矢を射ることが出来るようになるとのことでしたが、それまで、地道に基本的な前段階の練習をされているのは大変な事だと感心しました。

 練習の最後に「何かお話を・・。」とのことで拙い話をさせていただきましたが、要は「こういった競技が出来ることは素晴らしいことなので、大学生になっても続けてください」ということを話しました。自分が大学生の時に弓道部の友人が常に羽織袴でいて、空き時間には弓道場で稽古をしていたことを思い出したからというのが理由の一つですが、授業中も常に羽織袴だったので、皆から「あいつ、凄いな」と思われていました。その後、彼は銀行員になりましたが、その銀行にも弓道部があるという理由で入行したようです。

 越高の弓道部の皆さんも大学でも社会人でも、弓道を継続していただいて、日本文化を伝承していただけたら嬉しいです。この度は、見学をさせていただいて本当にありがとうございました。引き続き、部活動・勉強に取り組んでください。中学生の皆さん、越ヶ谷高校にはこのような伝統的な部活動もあります。興味のある方は入学後に門を叩いてください。

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【校長ブログ】小雪

 今日は、暦の上では「小雪(しょうせつ)」です。「二十四節気」の一つで第20番目にあたり、現在広まっている定気法では太陽黄経が240度のときであり、毎年11月22日頃とされております。

 小雪の一つ前の節気は「立冬」、一つ後の節気は「大雪」でして凡そ12月7日頃となります。小雪の初候には「虹蔵不見(にじ かくれて みえず)」と言って「 虹を見かけなくなる」現象が起こるということ、次候には「朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)」と言って 「 北風が木の葉を払い除ける」現象が起こるということ、「天気上騰地気下降(てんき じょうしょうし ちき かこうす)」と言って「天地の寒暖が逆になる」現象が起こる等の言い伝えがあります。又、末候には「橘始黄(たちばな はじめて きばむ)」と言って「橘の実が黄色くなり始める」というようなことが起こります。

 要はどんどん真冬が近づいてくるということです。最近は、寝床から出るのがなかなか大変で、気合を入れないと寒くてグズグズしてしまうようになっております。そして、ワイシャツとスラックスだけで家を出られる季節から上着、コートまで着用しないと寒くて辛い季節になってしまっているということです。

 私は多分、他の人よりも寒がりです。高校時代はパジャマを脱ぐのが寒いので、パジャマの上にジャージを着て、その上に学ランを着用して登校しておりました。(当時は、服装検査のようなことが無かったので何も言われることはありませんでしたが、着こなしに厳しい英語の先生からは「きちんとシャツを着なさい」と注意されておりました。)

 結局は、部活動の時には着替えなくてはいけないのでずっとパジャマを着てることは不可能でしたが、朝の寒い時間帯で下着になっていくのが嫌だったわけです。今はパジャマの上からスーツを着るというのは太ってきているので絶対に不可能です。「自分も大人になったものだ」と自分を鼓舞ししっかりと着替えて出勤しております。皆さんの中で「寒がりの人」はどのように振舞っているのでしょうか?

 カイロや手袋、マフラー、アンダータイツ、等などをフル稼働させて、暖をとってください。

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【校長ブログ】中央中2年生の皆さんへ

 昨日はお隣の越谷市立中央中学校の2年生の皆さんが「中高連携」の一環で授業見学に来てくれました。校長先生を始めとして、2年生の学年の先生方も全員ご来校下さりました。昨日も、今日と同じで雨の冷たい中、お隣とはいえ、足元の悪い中、本当にありがとうございました。

 冒頭、中央中校長先生のご挨拶と私の挨拶がありました。生徒の皆さんは真剣にきいてくださりました。私からはこの連携の端緒についてお話しました。

 この連携は、実は8代前の越高校長が、地元の中学校の生徒に越高を理解していただいて、まずはお隣の中学校の生徒の皆さんに「進学したい高校」となりたいとの気持ちで、当時の中央中学校の校長年生にお願いをして、実現に至ったとのこと。そして、現在ではたくさんの中央中の生徒が希望してくれていること等を掻い摘んでお話させていただきました。

 私自身は、途中、草加市立新田中学校で、これも2年生対象の進路に関する説明をしてほしいとのオファーを受け、草加に行ってしまったので最後までお付き合い出来ずに残念でした。(草加新田中の2年生の生徒さんも非常に良い態度でお話を聞いてくださってここでも嬉しい思いをさせていただきました。感謝申し上げます。)

 越ヶ谷高校の生徒も本気で授業や部活動に取り組んでおります。そういったことを中学校の皆さんにお伝えしていくのが校長の責務と考え、色々な中学校に伺っております。

 高校の校長の立場通しては、中学生に支持されなくては、高校というのは成り立ちません。これが、高校の本音です。越高はこれからも生徒が輝く舞台を色々と仕掛けてまいります。中学校の皆さん、中学校生活を充実させ、引き続き、高校生活を満喫できるように今、一瞬一瞬を大切に生きていってください。

 越谷市立中央中学校の皆さん、草加市立新田中学校の皆さん、本当にありがとうございました。(風邪を召しませんように)


※追記 先日のブログで越ヶ谷高校には文芸部が無いと記しましたが「漫画・文芸部」は存在しております。本校的には「漫文」と言われている部活動ですが、文芸コンクールのような作品を作成するわけでは無い意味で文芸部がないと記しました。ある先生から「校長が『文芸部が無いって記すと生徒たちの受けとめは心配です』」とのご心配をしていただきました。誤解のないように訂正してお詫びします。越ヶ谷高校の「漫画・文芸部」は漫画の表現をしております。

 

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