校長ブログ

【校長ブログ】埼玉県高等学校美術・工芸教育研究協議会

 今日は、越ヶ谷高校を会場に埼玉県全域から100名程度の美術・工芸の先生が参集し、表題の研究協議会が開催されております。美術・工芸の中堅にあたる先生の資質向上の機会という事ですが、本校のK先生の実力が高いことの証左であると思います。もちろん、K先生以外にも先生方の授業を見学に来られるような研修は沢山あり、越ヶ谷高校の先生方の水準が高いということであり、校長としては非常に嬉しく感じております。生徒の皆さんはそういったレベルの先生にご指導されていることを誇りに思いながら、自分の能力も高めていってほしいと願います。

 そのための方策としては①ちょっと無理をする。②ちょっとの無理を毎日やる。③(自分が凄いと思える人と)関わっていく。④たまには他人のために生きてみる。ということを推奨します。凄く無理をするのは体調を壊しますのでお勧めできませんが、50mダッシュするところを55mにするとか、分からない問題を休み時間まで粘ってみるとか、1時間学習すると考えて1時間10分やってみるとかといったことです。そして、そのちょっとした無理を毎日やるということです。それが習慣化して、当たり前になると成長します。自分より凄い人はクラスに1,2名は居ると思います。(自分以外は皆凄いと思う人もいるでしょうが、そこまで謙虚にならなくても良いと思います。)その人と話をすることで「なるほど、そういった考え方で生きているんだ。」と謦咳に接するのは高校時代には貴重な体験だと思います。

 そして、とても大事なことは他人のために生きてみるということ、たまにで良いのです。自分の成長の為とか考えると怠け心が出ると何もできなくなります。しかし、友人のためにとかクラスのためにと考えると思い切った行動も出来ることがあるのかもしれないと考えます。

 最近、少し涼しくしのぎやすくなってきたなと感じている中、毎日寄るコンビニではクリスマスケーキの予約ともっとびっくりしたのはお節料理の予約が始まっておりました。1年は本当に早くすぎていくものと痛感しております。思い返せば、高校3年生くらいから1年1年がとても早く感じられ、教員になってからは異動すると最初の1年は長く感じられるもののその翌年からあっという間に過ぎていく感じでおります。越ヶ谷高校も昨年度は結構、長く感じられましたが今年度はもう折り返しも1か月過ぎてしまうのだなぁと感じております。

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【校長ブログ】幼なじみ

 昨日、今日と関東地区代表高等学校長研究協議会・埼玉大会という言ってみれば「校長たちの研究発表会」をさいたま新都心に舞台を据えて実施してまいりました。

 研究協議会ですので、校長の研究したことを発表するのですが、前にも申し上げました通り、いくつになっても、又、たとえ、校長になったとしても(多分、皆さんは校長になって勉強なんかしないとお思いかもしれませんが・・)研究テーマが与えられ、研究協議をします。

 さて、大会は無事に終了しまして、来年度の千葉県大会にバトンタッチが出来たわけなのですが、ここで個人的に嬉しい出来ごとがありました。ある校長が私の中学校1年生の時の同じ学校の同級生だったのです。前にも披露しましたが、私は、父親の仕事の関係で、小学校・中学校を6回ほど転校しております。その中で中学校1年生の時もたった1年間で転校しました。

 しかし、たった1年間であった時の同級生から声をかけていただき、同級生であったことが分かったのです。私は転校生で、たった1年間ですので、同じクラスの人や陸上競技部だった友人としか知ることが無いのですが、その校長は、名前と顔を朧気に覚えていてくれていたとのことで、お話しいただきました。

 中学校1年生時からもはや半世紀くらい経っているのに、その中学校の英語の先生や数学の先生などの思い出を話しているうちにタイムトリップしていくような感じがして短い時間でしたが、懐かしい気持ちになり、そして、同じ空気、空間を生きた人が、同じ校長という立場でいる事にも感慨深いものがあります。

 私は転校が多かったおかげで、高校は寮のある高校に入学して、親の異動があっても高校は簡単には転校できないので、一か所にとどまり、そこでの友人たちとは今でも連絡を取り合うことが出来ます。しかし、もう会うこともないだろうなと考えていた中学校時代の友人との、こういった再会は本当に久しぶりの清涼感に満ちたものとなりました。

 「3人の信頼する友を持つことは、何事にも勝る財産である。」という言葉があります。私も、3人以上の心を許せる友達がおります。友人たちが頑張っているからこそ、自分も今の自分のポジションで、自分なりに頑張ってみようと思っております。

 皆さんも、高校時代(小・中学校時代も含め)の友人を大切にしてください。

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【校長ブログ】白梅祭・越ヶ谷秋まつり・学校説明会

 今日は、越ヶ谷高校同窓会による「白梅祭」という文化祭をサンシティ越谷で開催しております。越ヶ谷高校の吹奏楽部、女子ダンス部が招かれており、パフォーマンスをいたします。この白梅祭ですが、元々は越ヶ谷高校同窓会が年に一回集まって何かをやろうということで始まったらしいのですが、同窓会だけではなく、越谷市の方々にも還元しようということで、越谷市教育委員会や埼玉県教育委員会等のご後援も得て、地元の方々にも来ていただいて熟年の文化祭を行っているということです。踊りあり、落語あり、体操ありな感じで、高校の同窓会が文化祭を開催して地元の方々にも楽しんでいただくといった趣向はあまり聞いたことがないものであると思います。こういった地元貢献もあるものだと感心しております。

 さて、又、越谷市本体も今日は「越ヶ谷秋まつり」ということで久伊豆神社の例大祭を開催しており、交通規制も敷かれております。そのような中、越ヶ谷高校では「第2回学校説明会」を実施しております。午前の部・午後の部と2回開催しまして、それぞれに300人を超える申し込みを頂戴しておりますこと感謝申し上げるとともに、色々なイベントとぶつかってしまっていて中学生や保護者の皆さまにご不便もおかけしておりますことも謝罪申し上げます。(地元のイベントは前々からキャッチ出来ているわけではないので仕方がないという言い訳もさせていただきたいところですが、付近にお住まいの方々にも申し訳ないことと陳謝申し上げます。)
 私は「学校説明会」におりますゆえ、同窓会の白梅祭には参加が叶いませんが、盛会をお祈り申し上げます。きっと吹奏楽部、女子ダンス部が盛り上げてくれると信じております。(学校説明会が終了次第、駆けつけたいとは思いますが、遅参する旨、お詫びします。)

 埼玉県では、10月1日付けで県内すべての中学校3年生を対象に第1回進路希望調査をかけます。そして今月末に発表されます。越ヶ谷高校は、ありがたいことに進路希望調査では例年、県内トップ5に入るくらいの人気校です。しかし、人気校という事に胡坐をかくことなく、越高生も越高教職員も日々、努力を重ねていただいております。そういった日々の教育活動内容も見学いただけましたら幸甚です。

※毎回のことですが、昨日は部活動の後、生徒の皆さんで今日の体育館設定をしていただいてありがとうございました。素晴らしい先輩の姿を見て、中学生の皆さんも越高受験へのモチベーションも更に高まっているような雰囲気です!!ご来場された中学生・保護者の方々、土曜日のご多用な中、足を運んでいただき、本当にありがとうございました。

 

 

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【校長ブログ】特殊詐欺

 今日は、2005年(平成17年)12月に犯罪対策閣僚会議で定められ、翌2006年(平成18年)から実施している「安心・安全なまちづくりの日」なのだそうです。
 犯罪に強い社会の実現のため、安全・安心なまちづくりを推進する気運を全国的に波及・向上させ、国民の意識と理解を深めることが目的なのだそうです。日本国内の刑法犯の認知件数は、2003年(平成15年)以降減少を続け、2016年(平成28年)には初めて100万件を下回ったとのことでした。 

 しかし、子供や女性が被害者となる犯罪は後を絶たず、高齢者を狙った特殊詐欺の被害自体は深刻化するといった傾向は否めないと感じます。

 こうした犯罪を防ぎ、地域社会の安全・安心を守るために、全国各地で住民が自主的に様々な地域安全活動に取り組んでおります。通称「青パト」といった赤色灯のパトカーではなく、青色灯のパトカーを走らせて小中学校の周りを警らしているのを見かけますが、実は、市教育委員会の先生方が運転していることがあります。小中学校の先生方の中にはこういった取り組みに協力している方もいらっしゃることも越高生には知っていただきたいと思います。

 さて、表題の「特殊詐欺」についてですが、令和5年(2023年)は約1万9千件、被害額約453億円と、依然として高い水準で発生しているらしく、SNS型投資詐欺やSNS型ロマンス詐欺の被害も急増しており、令和5年(2023年)中の被害額は、同年中の特殊詐欺の被害額を上回る約455億円となっているようです。さらに、女性が被害者となることが多い不同意わいせつや公然わいせつ、こどもが被害者となった凶悪犯や粗暴犯も依然として発生しています。

 高校生も「高額バイト」という触れ込みで関心をもって応募し、逃げられなくなって犯罪に走る例もあるようです。普通に生活している高校生には何の関りもないと思いますが、地元の先輩の頼みで聞かなくてはならなくなるとかもあるようですから、気を付けましょう!!

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【校長ブログ】AIで物理学賞・化学賞

 越高生の中には将来、ノーベル賞を取得するような人も出てくるのではと期待される伝統校の一つであろうと思われるので話題にしたいと思います。(県立川越高校OBで梶田先生がノーベル賞を受賞されております。ちなみに梶田先生は高校時代、弓道部、進学された埼玉大学でも弓道部を続け、東京大学大学院では研究の都合で弓道は引退されたようですが、そこまでは部活動も継続されていたようです。)

 例年、この時期、スウェーデン王立科学アカデミーで発表されるノーベル賞(ノーベル賞の分野は、『医学・生理学』『物理学』『化学』『文学』『平和』それに『経済学』の6つの賞があります。)皆さんご案内のように 自然科学の分野では、ノーベル賞は「世界で最も権威がある賞」とされております。

 新聞の受け売りですが、人工知能学会の会長で慶応大学の栗原聡教授は、物理学賞、化学賞と2日連続でAIに関する研究がノーベル賞を受賞したことについて「昨日は、AIを今の状態になしえた基本的な研究成果に与えられ、今日は、なしえたAIが具体的に役立ったことが実証されたことに与えられた。イノベーションを起こす何かを発見するにもAIが欠かせなくなってきたことを表していると思う。」と解説されてました。

 栗原教授は、AIの急速な発展の背景について「AIには大量のデータが必要だが、インターネットがあったらからこそデータを集めることできた。ネット上で研究者が議論できたことも大きいし、何よりコンピューターの計算パワーが高性能になるなど、AIを動かすための下地が整ってきたことが大きい。受賞は起きるべくして起きたと言えるかもしれない。」とも解説されております。

 また、一方で、AIをツールとして使用する際の懸念として「AIに何を任せるのかは人間が決めなければならない。最初に人間があり、その後、AIを動かすのでそれを失ってしまったら、人間である価値がなくなってしまう。今までのテクノロジー以上に想像を超える答えを返す技術が出来てきたと考える方が正しいだろう。人間には、今まで以上に何をしたいか、目的意識を持つことが要求されるようになる。」と指摘し、「受賞者のヒントン教授も、AIは強力な道具であるため悪影響も大きいことを懸念していた。だが今回の化学賞を見ても分かるように、具体的に役立つものを危険だからといって止めることはしないだろう。使う側のモラルやどう使うのかということが試される状況になる。」とニュースでお話していました。

 私のイメージでは、ノーベル賞の中の物理・化学賞に関しては、先の梶田先生の「ニュートリノ」のような純粋な学問の受賞が多いものととらまえておりましたが、実社会に役立っていくような研究も受賞するのだと思いを新たにしたところです。AIと言えば、近い将来、文学賞ではAIを利用した作品(例えば埼玉県出身の芥川賞作家 九段理江さんのような方)が取るようになるのかも興味深いところです。

 

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【校長ブログ】国際郵便の日

 一昨日は季節的にもう長袖ワイシャツかな?と思い、学校に長袖を着ていったところ、暑くて、そして夜も寝苦しくて、昨日は半袖ワイシャツを着て勤務をしましたが、寒くて寒くて、ニュースで聞けば11月中旬の寒さだとのことで失敗したなぁと思っておりました。今日はさらに寒く感じます。

 大学受験・高校受験の受験生はもちろん、3学期制の学校では全国的に中間考査が近いので体調維持管理を気を付けていただきたいと思います。

 さて、今日は、郵便に関する国際機関である万国郵便連合(Universal Postal Union:UPU)が1969年(昭和44)に「UPUの日」として制定していて「世界郵便の日」とという日なのだそうです。(英語表記は「World Post Day」)

 1874年(明治7年)のこの日、全世界を一つの郵便地域にすることを目的に、万国郵便条約によって万国郵便連合(UPU)が発足し、本部をスイスの首都ベルンに置きました。その際、次の3点が合意形成されたそうです。①地球上のほぼすべての域から固定料金に近い形で郵便物が送れること②国際郵便・国内郵便(内国郵便)がともに同様の扱いがなされること③国際郵便料金は、それぞれの国で徴収し、使用することとのことです。

 日本国内では、この10月から郵便料金が値上がりし、通常はがきで85円、定型封筒で110円(重量区分が撤廃されたのは少しだけ嬉しい)となりました。この値上がりで更に年賀状を出す人は少なくなるだろうな?!という陳腐な感想をもちつつ、読書もしなくなって、手紙も書かなくなっていく時代にどのように書く練習をしていくのかが、これからの課題だと感じます。

 今までは、国語教育とか大上段に構えなくても、小中高校生くらいには、本屋さんで本を立ち読み(本来、立ち読みはいけませんが)したり、書き物が嫌いでも好きな子に手紙をしたためてみたりとやっていたような気がします。でも郵便料金が高価になると手紙も書かないのだろうと推量できます。たまには、何か書き物をしてみてほしいなと思うこの頃です。

 越高生の皆さんが、中間考査に向けてお勉強していますので、「私も・・」と言っては、奥ゆかしさが無いですが、本日、校長研究協議会という会議があり、私が研究発表します。それに向けてPP(パワーポイント資料)を作成したり、今日の発表を終えると「研究会誌」に原稿を入稿するなどします。きっと、委員の校長先生方からは「そんな程度の発表しかできないのかね。」なんて反応もあると思うので緊張します。
 何が言いたいかというと、お仕事に就いても(年齢を重ねても)勉強です。アウトプットもします。お互いに頑張りましょう!!

 

 

 

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【校長ブログ】48万4568人

 今朝の新聞各紙で、来年1月に実施される大学入学共通テストの出願締め切りと志願者数が発表されました。それが本日の表題の人数です。共通テストの志願者数はここ4年間は減少傾向でしたが今回は昨年度よりも1万人以上増加したようです。

 内訳としては、現役人数42万3096人(昨年度より約2万人増)既卒者(高卒認定含む)は279人減の6万1472人だそうです。本試験実施期日は、年明けの令和7年1月18日(土)および19日(日)の2日間です。

 特に、2025年度大学入学共通テストは、新学習指導要領に対応した大きな再編があり、6教科30科目から新教科「情報」を加えた7教科21科目となることは皆さんの方が熟知しているはずです。また、「国語」「数学Ⅱ」は試験時間を10分増加し「理科」は1つの試験時間帯で実施することになります。既卒者、旧教育課程履修者等に対しては、経過措置が講じられるということになります。

 この話題が出てくると大学入試も佳境に入ってきて、皆さんは心地よいプレッシャーになる人と「やばい」と焦ってくる人になろうかと思います。現役生には、誰でも初めての本番テストになります。どれだけ出来る人でさえもプレッシャーになります。私の教えた生徒で絶対の実力があったK君は当時、自信のあった英語で当然、満点を取れると思って臨んだらしい(さすがに満点は運もあるでしょうと思いますが、当時の彼はセンター模試では英語は満点以外を取ったことが無いため)のですが、1問間違えたということで、その後のことは(本人曰く)覚えていないというくらいの出来で、絶対合格と言われた大学の足切りにあい、私大に入りました。(浪人したいと言ってましたが本人は大学に入ったら司法の道に進みたいとのことでしたから「さっさと大学で司法試験の準備しなさい。」と言って(彼にとっては)泣く泣く大学生になりました。)しかし、大学在学中に司法試験に合格し、今では裁判官をしております。

 ここで言いたいことは先にも書きましたが、どれだけ出来る人でも失敗はあります。失敗を想定して立ち直る準備もしておいてほしいという事です。そして、大学入試に(本人的には)失敗したと言っても長い人生取り返せるチャンスはあります!!という事です。それには、大学で何がしたいかを考え、希望に満ちていることも大事な事ではないかと思います。

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【校長ブログ】秋の番組改編

 越高生の皆さんは、お勉強に勤しんでいると思いますが、私は元来、テレビっ子でしたので、ついついテレビドラマを見てしまいます。まずは、初回を見て面白そうだなと思うと連続して見てしまいます。また時間的には全く見ることは不可能なのですが、NHK朝の連続テレビ小説というものの中身は気になり、テーマについては確認してしまいます。つい先だってまで放映されていた「虎に翼」は、日本で初めて女性として弁護士、判事、裁判所長それぞれを務めた三淵嘉子をモデルにして、物語が進んでいったようですが、女性が法曹界に入る嚆矢となった方のお話なので、きっと目標になったものと思います。

 今回は「おむすび」という題で、歴史上の人物を描くのではなく、管理栄養士で学校栄養職員となって活躍する話のようです。以前に勤務していた高校では調理師の資格を取得することを主眼としたカリュキュラムで、その大元締めである服部幸應氏が亡くなったこともあり、ちょっと気になっています。

 さて、服部幸應と言えば、私にとっては「料理の鉄人」という「料理人同士の対決」を現実に行うというコンセプトで始まった番組を思い出します。架空の団体「美食アカデミー」の主宰が美食への追求とそれを生み出すに相応しい料理人を求め、美食アカデミー所属の「料理人=鉄人」と挑戦者を対決させると言う設定で番組は構成されていました。鹿賀丈史という俳優が主宰を演じ「アレ・キュイジーヌ!」(フランス語の Allez cuisine!=「料理始め!」)と、高らかに試合開始を宣言して始め、残り時間がアナウンスされ、すべての調理が、盛付けを含めて制限時間内に終わらせなければならないルールの中で料理をエンターテイメント化したしたものでした。

 訃報のニュースの中では、この番組が全盛期の時には、小学生のなりたい職業ランキングで「料理人」が1位になったという事で、そのことを殊の外、喜んでいたエピソードがあり感心しました。

 今は、低予算の番組が多いのでしょうから、このような予算をたくさんかけた番組は作成できないのでしょうが、年寄りの私にとってみれば「古き良きTV番組」です。

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【校長ブログ】天使の日

 10月4日の今日は「10(てん)4(し)の日」なのだそうです。他にも「104」で「電話番号問い合わせの日」ですとか「探し物の日」ですとかいろいろあるようですが「森永・天使の日」というのが興味深かったのでチョイスしました。

 「森永」は、東京都港区芝に本社を置き「エンゼルマーク」で知られ、「天使」の商標登録を持つ日本有数の菓子メーカーです。
「エンゼルマーク」とは、日本中の子供たちに天使のような純真無垢な笑顔になってもらいたいとの願いが込められているお菓子メーカーならではの考え方だと思われます。森永のコーポレートメッセージは「おいしく・ たのしく・ すこやかに」ですので、私が越高生にいつも求めている「明るく・楽しく・前向きに」に似ていると感じ親近感があります。

 私も幼少期から、同社のロングセラー商品であるチョコレート菓子「チョコボール」には、箱に「金のエンゼル」または「銀のエンゼル」が一定数印刷されており、金は1枚、銀は5枚で「おもちゃのカンヅメ」と交換できることで、必死になってチョコボールを購入し、たしか一度くらいは「おもちゃのカンヅメ」をゲットした思い出があります。

 また、大学時代に世の中を震撼させた「グリコ・森永事件」が起き、当時の森永社長が大学の先輩だということで、大学に特別ブースが設けられ「江崎グリコ」と森永のお菓子が廉価でパックで売られていて購入した思い出もあります。後で聞くと、森永と江崎グリコは共に創業者が佐賀県(旧肥前国)出身であること、佐賀県に子会社や製造工場を構えていること、キャラメル・アイスクリーム・乳製品など主力商品面で競合関係にあることなどの共通点が見られると知り、佐賀県人って甘いもの好きなのかしらと思いました。(佐賀県には森永製菓創業者・森永太一郎と江崎グリコ創業者・江崎利一の等身大の銅像が並んで建てられているそうです。)

 私個人は、森永では、ビスケットシリーズは「マリー」や「ムーンライト」、「チョイス」が好きです。また「ハイチュウ」はグレープ味なら好きですが森永キャラメルの方が総体としては好みます。(私の好みなぞはどうでも良いことですが・・・。)

 中間考査に向けてお勉強の毎日、そして部活動や越定祭に向けてそれぞれに頑張っているので、皆さんは甘いものも欲するところでありましょう。適度な間食で気持ちを前向きにすることも悪いことではないと思います。くれぐれも食べすぎには注意です。

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【校長ブログ】ドイツパン?

 今日は「ドイツパンの日」なのだそうです。「??」って感じなのは、私はフランスパンが好きで小学校、中学校時代によく齧ってました。特に中学校では部活動の試合などにはフランスパン(パリジャンかバケット)を一本持っていき、昼ご飯として食していました。周りの部員は「(バターも)何もつけないでよくフランスパンを一本食べられるね。」と感心したり「おかず無いの?」と心配してくれたりでした。

 親の名誉のために弁明すると、お弁当を作ってくれるとの話は出るのですが、当時の私は緊張しいで、予選、準決勝、決勝というラウンドが進む競技なので、途中にがっつり食すると身体が重くなってしまい、走り切れないかもという不安に苛まれてパンくらいがちょうど良い、そして適度な噛み応えがストレスのかかっている精神にちょうど良い刺激であったために断っていたのです。

 今でもフランスパンは好きですので食することがあります。ですから、私のパン生活は「フランスパン」一択なのです。ドイツパンといって売られているベーカリーに出くわしたは経験はありません。

 でも、幼稚園の頃に「パンの歌(正確にはなんていう歌だったのかも不明)」でお遊戯(ダンス)をしておりましたが、その時の歌詞は「むーかし、パンを焼いたのは 6000年も前のこと~。小麦粉を捏ね上げて~。捏ね上げて~。エジプトの母さんたちが美味しいパンを焼~き上げた~。パン、パン、パン、パン、パーン、パーン・・・。」という歌だったような気がします。(うろ覚えなので、著作権には引っかからないと思っています。)ですからエジプトパンはあるのだと思ってはいたと思います。

 エジプト人が作ったはずなので、その後、ギリシャやローマ帝国を経て、やがてパン文化はルネッサンス時代にはヨーロッパ全土へ渡ったのでしょう。その後は、世界中へと広まっていったと思われます。基本の作り方は伝播しながらも、その地域の気候や文化の影響を受け、各国のパンの個性を生み出していったとも想像されます。ヨーロッパのパンだけをとってみても、フランスパンとドイツパン、イタリアパンとかもあるのでしょう。

 ドイツでは、寒冷地でもよく育つライ麦がパンの原料なのだそうです。ライ麦は膨らみにくい性質で、ドイツパンは生地の目が詰まってずっしりと重く、かめばかむほど穀物の滋味が感じられるそうです。なんだかそれって、世界一頑丈な車を作り、勤勉で愛想笑いを好まないといわれるドイツ人のイメージに重なりません?と思ってしまいます。機会があったらドイツパンを食してみようと思います!!

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