【校長ブログ】秋の交通安全週間

 現在、秋の交通安全週間であります。そして、1917年(大正6年)の今日、栃木県の渡辺はまさん(23歳)が、日本女性として初めて自動車試験に合格し、運転免許を取得したということから「女性ドライバー誕生記念の日」となっているようです。現在では、女性が免許証を持ち、車を運転することは特別なことではなくなっております。また、バス・タクシー・トラックなど幅広い分野においても女性ドライバーは活躍しております。

 一方で、自動車保険金の請求状況からみると、女性が2倍の確率で追突事故を起こしているとのデータもあります。また、運動協調性と空間認識に関係して、駐車が苦手な女性が多いとの研究結果もあるようではあります。しかし性別に関係なく運動協調性や空間認識が苦手な人はいると思います。(女子バレーボールの選手のプレーをみていると観客席近くまでフライングしてレシーブしている姿は全く空間認識が悪いとは思えません。)

 私個人は、方向音痴で、初めて自動車免許を取得して同じ市内の友達の家に行こうと、友人宅に電話をかけ(当時は携帯電話が存在していないので家電にかけて「これから車で行くから」と伝え、どこをどう間違えたのか、東京・六本木まで行ってしまいました。)なぜ、六本木と分かったかというと迷って迷って交番があったので、交番に駐車禁止とは思いつつ、交番の前に車を横付けして「道に迷ってしまいました。ここから大宮まで帰るにはどうしたら良いのでしょう?」と泣きそうになりながらお巡りさんに話すと「なんで埼玉県の田舎もんが六本木まで来ちゃうかね。」と呆れられた対応をされましたから理解したわけです。今でも、どうしたら六本木まで行けるのか?謎のままです。幸い事故にならなかったことが良かったものの、そのほかにも教員として大会に出場する際に茨城県で開催されるのに栃木県に行ってしまったり等、謎ばかりで、きっと空間認識が悪いとしか思えません。今は車にはナビゲーション機能が付いているので問題はありませんので良いのですが、越谷市に勤務するにも間違えないようにいつも気を付けながら運転しております。

 残念ながら、埼玉県は交通事故が多い県としても有名であり、小中高生の自転車による死亡事故も多いのが現状です。(現在、小中高生の自転車死亡事故では、全てヘルメット着用していなかったという現実があるようです。)越ヶ谷高校全日制では自転車通学に関してヘルメット着用を義務付けております。事故に遭わないことが一番良いことですが、万が一、事故に遭遇してもヘルメット着用で守られることは大事です。定時制の生徒も含め登下校に関わらず、身を守ることを第一優先にしてください。