文字
背景
行間
【校長ブログ】同志社開学
1875年(明治8年)の今日、キリスト教の教育者・新島襄(にいじま じょう:1843~1890年)らが京都・山城の地に私立の英学校を建てて「同志社」と名付けた記念日です。
この「同志社英学校」が現在の「同志社大学」(Doshisha University)の前身です。そして、1920年(大正9年)に同志社大学が設置されました。同年の大学令によって日本で初めて大学として認可された私立8大学(旧制大学)の一つであります。
建学の精神は、キリスト教精神に基づく「良心教育」だそうです。新島襄個人は建学の目的として、「良心を手腕に運用する人物」の育成を掲げていたそうです。現在では、京都府内に2つのキャンパスを有しておりまして、又、文部科学省の定める「グローバル30」(国際化拠点整備事業:大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)に採択された13大学のうちの一角を担う大学でもあります。(私は大学時代に、同志社とは秋に定期対抗戦を行っておりました。)
関東圏では、あんまり進路としては考えに入れない生徒は多いとは思いますが、自分の教えた生徒の中には、「新島に憧れて・・・」といった理由から同志社や京都の文化に触れたいとの理由から、同志社、関西学院、立命館、関西などの大学を希望し、進学した者もおりました。(いわゆる、かんかんどうりつです。)
同志社と言えば正三角形を3つ寄せた形の校章が有名ですが、「知・徳・体の三位一体」あるいは「調和を目指す同志社の教育理念を顕すもの」と解釈されております。現在は分かりませんが、定期対抗戦の時のユニフォームはこのデザインがあしらわれていて「カッコいいな」と感じました。
越ヶ谷高校では、本校のカリュキュラム上、国公立を目指すのが、合理的で効率の良い勉強法ではあります。ただ、3年次で、色々な大学の研究対象、歴史や背景、自分の求める教授内容を鑑みて、色々な大学への道があってよろしいとは感じます。
学びたい学問があって、その学問へのアプローチに対して、頷けたらその大学を目指すのが一番だと思います。文系で、もっと乱暴に言えば「法学部にいったら弁護士になろう。経済学部や商学部にいったら税理士、公認会計士になろう。文学部にいったら研究者になろう。」と出来ると思います。(理系では医学部にいったら医者で、理学部にいったら企業で・・・というのはちょっと難しいでしょうから・・・。なんとも言えませんが、私の教えた生徒には医学部に進学したけど、卒業後は有名予備校で小論文の有名講師をしている者もおります。人生は不思議です。)
来週から12月!インフルエンザ等に気を付けて、所期の目的を達成してみてください。