【校長ブログ】ラブレターの日

 今日、5月23日は5(こ)いぶ(2)み(3)(恋文)と無理やりに読める日ということで「ラブレターの日」と制定されているようです。人間の機微にふれる短編の優れて作家として、私は大好きな浅田次郎の『ラブ・レター』が映画化されたのも、1998年(平成10年)の今日でした。

 ラブレターとは、恋や愛を告白する手紙のことで、別名としては「付文(つけぶみ)」「艶文」などとも言います。(漱石は『吾輩は猫である』の中で付文と表現していましたね。)

 古く平安時代には、懸想文(けそうぶみ)などとも言われています。皆さんは、ラブレターを書いたことはありますか??私の中学校時代には、ラブレターよりも交換日記というものが流行っていたり、ペンフレンドといって、「中学1年コース」だったか「中学1年時代」だったか、何といったか忘れましたが、そういう雑誌があって、全国の共通の趣味を持った人と文通をしたことがありました。

 交換日記は同じ陸上競技部の女子とやりましたが、その子はたくさん書いてくるのに、私は(胸がいっぱいになって??)緊張の中、そんなに書けなくて、陸上競技部の他の女子部員から「せっかく、〇〇が書いているのに、なんでこんなに少ししか書けないの?」と詰問され、「なんだよ。みんなで回し読みしているの!!」って怖くなって止めた過去があります。(自慢です(笑))

 今日、全日制は、中間考査の第2日目です。私は教員時代には、生徒の皆さんに「僕のテストは皆さんへのラブレターです。だから、必死で答えてください。」と常に言ってました。男子校で教鞭をとり、20年間でしたから、生徒の皆さんは「オエッ」とか「キモッ」とかという反応でしたが、中には、真剣に考えて「先生が僕たちのために作成してくれたんだ。」と解いてくれる生徒も存在しておりました。ありがたいです。

 当時の目標は、平均点を60点にするということでしたが、時には平均20点なんてこともあり反省でした。(やはり統計学上、平均点は60点くらいが美しいでしょう!)

 あと2日間、頑張りましょう!健闘を祈ってます。