【校長ブログ】定時制生徒会選挙

 昨日、定時制では、令和7年度の生徒会役員選挙が行われました。詳しくはまだ、認証式をしておりませんので書けないのですが結果は生徒の皆さんはご存じのようです。

 社会の授業では「公職選挙法」などは学んでいるものの実際の国政選挙に投票できる人は3年生または4年生でしかないので、下級生の人にとってみれば「生きた授業」とも言えると思います。

 当然ながら、私も昨夜は選挙演説を拝見しました。まずは応援弁士が、候補者の人となりを話して、出来る部分を披露して「大切な選挙なので、〇〇さんに心して清き一票を投じてください!」と生徒たちに呼びかけ、その後、候補者が自分の構想を話して、「自分の意見を持ちながら、みんなの意見を聞き、より良い学校生活にしていきたい!」とか「生徒にとっても先生たちにとって明るく楽しい学校にしたい!」などと自分たちの思いを述べておりました。

 周りの生徒の皆さんも真剣に話を聞いていて、清々しい選挙でした。実際、定時制であれば4年生になると選挙権のある人となります。学校の生徒会とは国政や県政や市政は、レベルが違うと言われればそれまでですが、基本的には「学校を良くしたい。」というのは「越谷市を良くしたい。」「埼玉県を良くしたい。」「日本国を良くしたい。」ということについて一定のものであると感じます。

 この真剣さで社会について考えていただければ皆さんの未来は明るいのではないかと確信します。

 最近は、又、脚光を浴びている田中角栄というかつての総理大臣ですが、彼は総理・総裁に就任した時に「私はこのたび、はからずも……いえ、はからずもじゃありません、私は全智全能を傾けて総理総裁の地位を獲得しました。」という挨拶をマスコミの前でしました。今回、当選された皆さんも「はからずも・・。」なんて謙遜しないで、思い切り定時制の生徒の皆さんのために学校生活を明るくするためにご活躍してください。当選された皆さんならきっと出来るはずだと思っています。