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【校長ブログ】TKG
最近、卵の値段が高騰しているとのことです。朝、ラジオニュースを聞きながら通勤してまいりますが、そのような話題がありました。オムライスが看板メニューのお店などでは、フライパンの大きさを27㎝から24㎝にしてみるとかの工夫をして、値段を上げないようにしているとのことです。
そして、最近の卵の贅沢な食し方というのは「TKG」(卵かけご飯)なのだそうです。最近の卵は色々な保存料などが入っていて、生卵として食するにはリスクがあるようでして高級な卵ではないと食あたりもするということです。私が幼い頃には、一週間に一度くらいは卵かけご飯を食していたような気もしますが、確かに、今は卵かけご飯は食さないようにしています。
高級な卵(サルモネラ菌などにならないものも含む)を使用しての卵かけご飯には、飯(主に米飯)と卵以外に、何かしらの味付けをして食べることが多いです。私は醤油一択でしたが、現在は、ポン酢など醤油系調味料、山葵や海苔など卵以外に加える具など様々であるようです。
当時、割った卵を単純にかき混ぜただけでしたが、今では、卵をどのような状態にするかもバリエーションがある様子です。溶かさずに乗せて食べながら箸で溶かす食べ方のほか、事前に溶かし解してかけることもあるようです。また卵を割って、ホイップする機械も市販されているそうですのでビックリです。
卵白については、除去して卵黄のみかける食べ方と、米飯の上で割るなどして卵白も含めてかける食べ方、卵白も含めて事前に解してかける食べ方もあり、人それぞれであるようでして、また、卵かけご飯専用醤油までも存在しているようです。
卵かけご飯について、時代小説ではそのシーンが出てまいります。例えば、司馬遼太郎『翔ぶが如く』では西郷隆盛が明治維新以降、卵かけご飯を好物として掻っ込む描写がありますし、大石内蔵助率いる赤穂浪士たちが、卵かけご飯を食らいながら、吉良邸討ち入りの話をすることを池波正太郎が描いております。(本当はどうだったかは分からない。多分、筆者の想像であると言われております。)
ちなみに今日は「卵かけご飯の日」なのだそうです。。