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【校長ブログ】越定祭!!
今日は、越ヶ谷高校定時制の課程の文化祭、「越定祭」の当日です。越ヶ谷高校定時制では体育祭と同様、文化祭も昼間の時間帯に実施しております。
昨日も通常の授業ですので、午後9時くらいまでは学校にいて、今日は早朝から準備かたがた登校してくれました。若干、数名は眠い目をこすりながらという感じでしたが、元気いっぱい用意してくれていて、とても清々しい気持ちにさせてくれました。
開祭式では、私の挨拶がありますので、副校長とともになんとはなしに体育館で立っていたところ、生徒会代表のKさんが、わざわざ奥からパイプ椅子を持ってきてくれて「校長先生、副校長先生。椅子をご用意しました。どうぞお座りください。」という声をかけてくださいました。
こういったことは、教育学上でいうところの「非認知能力」というものです。分かりやすく言えば「気遣い」です。最近の教育科学では、この「非認知能力」をつけることが大事だということが言われております。ですが、Kさんのような対応は、学校の授業中での「学習指導」では簡単に身に着けられるものではなく、ご家庭の躾の良さだと思うことがあります。
自分自身、反省のもとに考えれば、教科指導にかまけていて「非認知能力」については曖昧となってしまい、目に見えてつけることが出来ないので、おざなりになってしまっているのではないかということです。
こういうことに遭遇すると、本来の教育活動というものは「学習指導」だけではなく、「学業指導」として、実践していかなければいけないものであると痛感します。この年齢になっても、生徒の挙措動作で気づかされることはあります。やはり「後世畏るべし」です。
さて、お休みのところ、保護者の皆様、卒業生の皆さん、在校生のお友達、元越ヶ谷高校定時制の先生方、ご来校本当にありがとうございました。
そういった無形の応援も在校生にとっての「非認知能力」の育成に資するものと弁えます。学校というところで、文化祭といった特別活動をリアルに実施することが生徒の精神にも充実したものをもたらせていただけるものと思っております。
そして、「生徒が主語」となって越定祭を実施出来ました。生徒会の皆さんへはスペシャルサンクスです。現有の定時制の先生方、縁の下から「主役の生徒」を支えてくださって感謝申し上げます。