2023年7月の記事一覧

【校長ブログ】少林寺拳法部ご来室!

 越高の少林寺拳法部は越高の中でも全国的に有名な部活動の一つです。その少林寺拳法部女子チームが北海道インターハイに出場しました。結果は予選を通過し、準決勝まで進んでくれました。

 少林寺拳法部女子チームの皆さんで、その結果を校長室に来てくださり、ご報告してくださいました。今年のインターハイは「翔び立て 若き翼」がスローガンで、北海道ほぼ全土で開催されております。少林寺拳法は旭川市の道北アークス大雪アリーナで行われたようです。

 選手の皆さんの一人一人が充実感に溢れ、笑顔でご報告に来てくださったことは校長として本当に感激です。

 その際、皆さんに申し上げました。インターハイは高校生にとってみれば、オリンピックと同じような舞台で、貴重な経験を積めたと考えます。今後の人生の中で誇りに思える体験だと思います。又、大学や社会人になった時に「北海道インターハイに出場したんだ。」って話すと「すごいね!」という感想や「私も〇〇の競技で参加した。」なんていう話で盛り上がります。そしてお友達になれます。

 また、全国の強者(つわもの)を実感でき、こんな人がインターハイで優勝できるんだと感心します。(インターハイで優勝できるような人は本当に力がありますし、その大会の時流に乗れる人です。理屈では表現できない何か??が憑りついているみたいな感覚を私は持ちます。)

 最後は蛇足過ぎますが「この経験を、今後の受験勉強にも良い循環で取り組めるようにお願いします。」というお話をさせていただきました。

 全国の高校生トップアスリートは今、まさにインターハイや甲子園などで活躍しています。今回は叶わなかった越高の生徒は「鬼の居ぬ間のなんとやら」で今実力をつけて来年度に向けて虎視眈々としていてください。また引退をされた皆さんも大学でも競技を続けていただけると日本のスポーツ文化の向上につながると考えます。

 繰り返しになりますが、越高少林寺拳法部女子チームの皆さん、お疲れさまでした!そして、ありがとうございました。(顧問の先生方、そして保護者の方々もご支援ありがとうございました。)

 

0

【校長ブログ】スイカの日

 7月27日の今日は「スイカの日」なのだそうです。スイカの縞模様を綱に見立てて「な(7)つのつ(2)な(7)(夏の綱)」とされているという理由だそうです。

 ご案内のようにスイカはウリ科のつる性の一年草です。世界的には紀元前4000年代には栽培されておりツタンカーメン王も食していたそうです。しかし、赤い部分ではなく、種を食していたそうですのでビックリです!!

 日本では平安時代に中国から輸入されてきたという記録が残っているようですが、あまり普及はしてなかったようで明治時代になって奈良県で栽培されて全国的に広がったとのことです。今では熊本県が生産量1位、千葉県、山形県、鳥取県、などとつながっているようです。

 私は夏シーズンにはスイカを一回は食したいと毎年思っておりますのですが、幼いころは夏祭りに参加したのも子供神輿を担いでいると道中でスイカが振舞われるために参加していました。「スイカ割り」も参加しましたが、この儀式は楽しいというよりもったいないと感じておりました。ぐちゃぐちゃに割れてしまったスイカを食するのは如何なものか?きれいに切れば、もっと美味しく食べられるのに・・・と残念に思っておりました。

 今回、ブログに載せるにあたり「スイカ割りの文化」をググってみましたが、特に正確な歴史は載っておらず、アフリカで豊作を祈る儀式として始まったとか歴史上の人物(誰かは不明)が始めたとか、後は日本の居合抜きの練習の一環だったとかありました。諸説ありましたが、多分、スイカ割りをする際に「真っすぐ、真っすぐ」とか「もうちょい右」とか声をかけることで協働している感があるという感じだったのかな(教員らしい解釈)と今では整理してます。

 私は、夏はスイカやゴーヤチャンプルーなどを食して元気になっていきます(ような気がしております。)。皆さんも、ちゃんと栄養を摂取して、この酷暑を乗り切ってください。

 

0

【校長ブログ】ポツダム宣言受諾

 1945年(昭和20年)の今日、イギリス、アメリカ合衆国、中華民国の政府首脳の連名において日本に発せられた「日本への降伏要求の最終宣言」があった日です。

 そして、日本はこの年の8月14日に受諾し、9月2日に降伏文書に調印したのです。やっと第二次世界大戦が終結しました。ここからは、事実かどうかは別として私の高校時代の社会や英語の先生が授業でお話ししてくれた雑談を書きますが、歴史的事実は地歴の先生方に伺ってみてください。

 ポツダム宣言を受けた日本政府は天皇陛下の進退問題がはっきりとはされてないので、この宣言に対し「黙っているのが賢明で、新聞には『ノーコメント』で掲載することが適当である。」と考えていたようですが、「黙っているのが賢明」という件が「黙殺する」に変わってしまい、怒ったアメリカは広島、長崎に原爆を投下してしまった。だから「黙っているのが賢明」ということと「黙殺する」という英語力が当時の日本人になかったのではないか?という感じの雑談でした。ゆえに「君たちは、英語をしっかりと学び海外の人にも間違った表現ではなく、気持ちを伝えなさい。」という半分、英語の成績の悪い私たちへのお説教だったように覚えています。

 当時の僕らは「じゃあ、No comment(ノーコメント)って言えばよかったじゃん。」なんで「ignore」とか言ってんの?」とか話していたような気もします。(実際には「ignore」と言ったのに「reject」と表現されたらしいですね。)

 いつも歴史のifは言われますが、今は、与えられた平和を享受し、これからも「幸福(ウエルビーイング)」を希求して、勉強に励んでまいりましょう。夏休み約1週間が経ちますが、皆さん体調維持出来てますか?部活動等にて登校している生徒の皆さんの顔つきは非常に充実しているようにお見受けします。家にいる越高の皆さんも自分の目的に向かってチャレンジしてください。

0

【校長ブログ】味の素の日

 1908年(明治41年)の今日、「日本の十大発明」の一つとされる「うまみ調味料」またの名を「味の素」または「グルタミン酸ナトリウム」が東京大学理学部教授の池田菊苗博士によって発明されました。

 その他の発明には①人力織機(豊田佐吉)②養殖真珠(御木本幸吉)③アドレナリン(高峰譲吉)④ビタミンB1(鈴木梅太郎)⑤邦文タイプライター(杉本京太)⑥KS鋼(本多光太郎)⑦八木アンテナ(八木秀次)⑧ファクシミリ(丹波保次郎)⑨MK磁石鋼(三島徳七)だそうですが、全く想像がつかないものもあります。

 「UMAMI」というのは世界でも通用する調味料のようですが、私たちの食生活になくてはならないものとして現在も生き延びておりますことがすごいことであると感じてます。

 私は個人的には、池田菊苗という人物にもう一つ興味関心があります。(同姓ですが全く親戚関係ではありませんけど・・)私の尊敬する夏目漱石とイギリスで一緒に暮らしており、お互いに影響を与えていたというのです。

 ご案内ですが、夏目漱石はイギリス人よりも英語を理解しようと本気で考えておりましたので、かなり神経衰弱になっておりました。(かの文豪、森鴎外はドイツに留学していてドイツ人よりもドイツ語がうまいと評せられておりましたから。当時の日本人は向学心が大せいであったと思われます。)

 そのような中、池田と夏目は気が合い、哲学者デカルトなどを語り合っていたようです。例えば「自我についてどう思うか?」というデカルトが何年もかかって「我は思考する。ゆえに我は存在する。」という言葉に行きついた有名な「近代的自我について」池田が「具体的には、神羅万象のすべてを疑ってもなお残る疑いのないものが自我である。」と喝破し、漱石は驚いたと言います。

 夏目は池田と語らうことによって文学者として生きていこうとしたのだという評論家もいるくらいです。そして『吾輩は猫である』で有名作家としての地位を築きました。

 池田と夏目はイギリスから帰国後は一切会ったことはなかったようですが、夏目は弟子の物理学者寺田寅彦に「池田と会え。会えば、勉強になる。」と言って寺田と池田を引き合わせたようです。そして、夏目より20年も長生きした池田の死の床には『吾輩は猫である』の初版本があったようです。

 時間にするとたった53日間の同じ下宿だった2人が影響を与え合い、共に素晴らしい成果を上げたことは少し興奮します。前にも書きましたが、私も高校時代の友人たちがそれぞれの道で、頑張っている姿を見て、自分も頑張らなければと感じます。

 もちろん教え子はもっと社会で成功したり、立派な職業で日本を担っております。(仕事の軽重ではなく、ずっと続けていることに意義を感じます。)私は、教え子に抜かれる喜びを持てるのが教員の素晴らしい醍醐味とも思っております。

 越高の皆さんもお互いに影響しあって生きていってほしいと切に願うばかりです!!

0

【校長ブログ】テレワーク・デー

 2020年の今日、本当は「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されるはずでしたが、コロナウイルス感染拡大の影響で1年間の延期となりました。変わってこの日は「テレワーク・デー」となりました。実は「テレワーク」の推奨は2017年から言われていたようですが、「フェイス・トウ・フェイス」の営業を重んじる我が国において、かような働き方は全く浸透しておりませんでした。しかしながら、コロナで普及するに至ったわけです。(現在、テレワーカーの全就業者に占める割合は26.1%くらいのようです。今日のように「山手線が不通になっているとテレワークで良いのでは?」と感じますね。)

 学校(特に高校という現場でも)テレワークというか、ICTを推奨されるがゆえに、皮肉にも、通信制高校に人気で出てきているといった状況も生まれております。)予備校でもICTの授業で有名講師がオンラインで講義をしてくれるので、何もリアルに授業を受けなくても良いのでは??という雰囲気にさえなっているとも言われております。

 では、我々、リアル展開している高校はどのような教育をすることが大事なのでしょうか??私自身は「語る」息遣いだと思っております。人間は後世に「語る」ことによって、その文化を引き継いでいくことが出来るのではと考えます。100年も続く「越ケ谷高校」、それ自体が、私は「文化」だと心得ます。だからこそ、リアルに「語り」、継承していくことが大事なのではないでしょうか。

 今日も第2回目の「部活動見学会」が実施されております。酷暑の中、お越しいただいた中学生の皆さん・保護者の皆様、ご来校、本当にありがとうございます。

 部活動の先輩方から、又、本校の教員からリアルに語られる話をどうぞ、色々お聞きください。そして、進路選択の一助としてください。よろしくお願いします。

 ※そして、越高の生徒の皆さんは午後から、進学補習も開始されます。覚悟の夏として受けとめ、成果のある補習となるよう意識づけしてください。(先生方も毎日毎日ありがとうございます。リアルの教育をお願いします!!)

0

【校長ブログ】部活動見学会!ご来校ありがとうございます。

 本日と24日(月)、越高では「部活動見学会」を実施しております。4年前からコロナウイルスの感染が猛威を振るっていて部活動がままならない状況を生んでいるため、「部活動」を評価するのは如何なものか?という意見も多々伺っております。(敢えて抗弁させていただくと、部活動をやっていない中学生を排除するということではなく、中学生の活動の一つである部活動を加点方式で評価するので特段やましいことをしているわけではないと考えます。しかし、これから地球上の酷暑化の中、炎天下にスポーツは如何なものか?という意見があるならば、切り離して考えなければならないことと弁えます。)

 こういう議論は一旦置いておくとして、たくさんの中学生と保護者の方々がお見えになっており、学校全体が華やいだ感があります。越高生の皆さんも夏休みに入り、本格的に部活動に「アオハル」しており、見ているこちらが眩しく感じます。

 学校説明会では教員側の説明に終始しますので、ある意味良いことしか申し上げませんが、在校生の(本音の)意見をさりげなく聞けるのは良いことだと思っております。(私は、生徒の方が越高生活を満喫してますので、どんどん生徒から本音を聞いていただいた方が越高のことを理解していただけると考えます。)本校のトップセールスは「越高の在校生」の皆さんです!!

 中学生の本音もデータとしては人気部活トップ5だと第1位は「帰宅部」だそうで、以下、2位:ダンス部3位:バレーボール部4位:吹奏楽部5位:美術部と続いているようで、サッカー部や野球部というのは今は斜陽化なのでしょうか?と感じました。)

 私の時代は、部活動をやっていると先輩の代や後輩の代との付き合いが出来て、社会に出た時にとても役立つと言われており、(私の父親などは「野球やラグビーをやれば、大人数のチームプレーだから社会人になって役立つぞ。」なんて言われましたが、私は個人競技の陸上競技部に所属しました(笑))

 中学生の皆さん、自分の可能性を信じて、そして、少しだけ大風呂敷を広げて、トライアルしてください。越高は「勉強・行事・部活動」すべてにおいてトライアルをして、知徳体のリーダーを養成しようとしております。暑い中、ご来校ありがとうございました。

 

 

0

【校長ブログ】一学期終業式

 今日は、全日制・定時制ともに一学期の終業式です。約70日間の一学期を振り返っていただくチャンスです。(生徒の皆さんにとっては「通知表」をいただく日として、人生で超充実した感触を得たり、超落ち込む日であったりと一人一人で受け止めも違います。)

 私は敢えて、このブログに終業式等の全文を掲載しません。(その時の息遣いで話すことを変えたりしますので読み原稿とは違うこともあるからです。)

 さて、今日は何をお話ししたかというと(定時制終業式はまだこの時点では終了してませんが)一学期始業式に2,3年次生(定時制では2,3,4年生)に対して越高生活を「明るく・楽しく・前向きに」送っていただきたいと要望しましたので「如何でしたか?」と問いました。

 「明るく・楽しく・前向きに」生活するのは大変で心身ともに充実していないと出来ませんと私は思ってます。ですから、しっかりと心身のバランスを整えて生活をしていただきたい旨を話しました。

 そして、埼玉県大野知事は昨日、我々埼玉県職員にこれからの時代「DEI」を意識しなさいと言われました。(Dはダイバーシティ:多様性、Eはエクイティ:公平性、Iはインクルージョン:包括性)知事は難しいお言葉をお話しされますが、「明るく・楽しく・前向きに」を「ATM」として皆さんに要望しますと知事が私に訴えていることを県民の一人一人である生徒に嚙み砕きながら私の伝えたいことを説明しました。

 さらに、夏休み中は「ABC」を切望しますとお伝えしました。(A「当たり前のことを」B「馬鹿みたいに」C「ちゃんとやる」です。)馬鹿という言葉に抵抗感があるなら「愚直なまでに」(それだと「AGC」です。)でも良しですと伝えました。(ABCでもAGCでも有名な企業名みたいですが・・・)

 全日制の生徒の皆さんは有名な大学を希望され、そのために猛勉強します。それはそれで尊いのですが、自分のやりたい学問を学ぶための受験勉強にしてほしい旨もお話ししました。私自身がたくさんの教え子たちから学んだことや自分の経験則上、有名な大学に行くと優秀な人材が集まっており劣等感に苛まれ、自分はたまたま、大学受験の時に最高の得点が取れただけなんだと落ち込んでしまうことがあります。しかし自分の学びたい学問領域があれば、自分は自分とその興味関心の学びに没頭でき、悩む暇がありません。

 そして、越高の目指す学校像にあります「社会のリーダーになる」という真の意味が理解できると思ってます。

 定時制の皆さんも聞こえの良い進路選択だけでは、その後40~50年間も働き続ける意欲が継続しませんので、自分に適した進路選択をしていただきたい旨のお話をします。

 そして全日制・定時制問わず、交通事故には注意していただきたいこともお話しします。(全日制ではしました。)埼玉県は全国の中で一番市町村が多い自治体と言われてますが中には4000日超の死亡事故0の町等がある一方、越谷市は交通事故死者数がかなり多い市であります。ですから夏休み期間もくれぐれも事故や事件に巻き込まれないように注意してほしいとお話しし、講話を終了しました。(定時制ではします。)

 私も一昨日、ビブリオバトルで知った4冊の本を購入し、この夏、読了したいと目標を立てております!また、何か、新たなチャレンジをして、教員人生の集大成の時期を有意義に過ごしてまいりたいと存じます。

 ともに頑張りましょう!!一学期間お疲れさまでした。保護者の皆様も毎日のお弁当作りやお励ましありがとうございます。夏休み期間も同じような感じかとも思いますが、越高の「アオハル」を送っているお子様方のためにご尽力ください。よろしくお願いします!!

 

0

【校長ブログ】女性大臣誕生

 1960年(昭和35年)の今日、第一次池田内閣に中山マサ(1891~1976)が厚生大臣として、日本初の女性大臣として誕生しました。

 この女性は長崎県にて生まれ、イギリス人(父)と日本人(母)との間に一人っ子として育てられました。ご自身は高校を卒業後、アルバイトをして資金を貯め、アメリカに渡り、オハイオ州のオハイオ・ウエスリアン大学を卒業したそうです。

 戦後、長崎市立高校の英語の教員として活躍され、自由民主党の参議院議員の中山福蔵と結婚、その後、本人も国会議員となりました。(当選同期には、田中角栄・鈴木善幸・中曽根康弘などなど、皆さんにとっては歴史上の人物でしょうが、私の小・中・高校時代の日本国の総理大臣でビッグネームです。)そして、その後、総理大臣になった大平正芳(余談ですが、私は大平正芳が使用していた英和辞典を高校時代に使っていて、英語の得意な大平正芳が使用している英和辞典を使っているのに何で自分は英語力が向上しないのだ!と悲観してました。)から推挙されて厚生大臣に任命されたわけです。厚生大臣時代の実績は当時、母子家庭と言われる世帯へ児童扶助手当を実現させたようですので素晴らしいことですね。

 さて、令和の世の中になって、女性大臣がどの程度存在しているか??といっても、私の存じ上げている限り、文科大臣と特命大臣のような気がしております。

 埼玉県では令和8年度末までに女性管理職や埼玉県主催や主管の会議の委員の女性比率を42%にするという目標を設定しておるようですが実現は如何なものでしょうか。今の時代、女子だ。男子だ。との時代ではないと思ってはおりますが、越高の女子の皆さん、皆さんが世の中に出ていくときには、さらに女子の活躍が期待されていると感じます。意欲をもって雄飛(この漢字も「オス」と書くので如何なものかとは!?)してください。

 男子も頑張りましょう!!

 

0

【校長ブログ】彩の国進学フェアご来場感謝します!

 去る15日(土)16日(日)に4年ぶりの「彩の国進学フェア」がさいたま新都心スーパーアリーナで開催されました。県内や都内の私立高校も参加されておりましたので埼玉県の中学校3年生の数よりも多い人数が集いました。(中2生や中1生も参加されていたようですので当たり前かもですけど)

 今日もそうですが、猛暑の中、ご参加してくださった中学生の皆さん、又、保護者の方々お疲れ様でございました。

 私個人の教員サイドの目線で見ると、ブースだけあって職員は参加してません。資料をお受け取りくださいみたいな高校もあり、隔世の感がありました。(教員の「働き方改革」にあった方法だなぁと感じました。)

 越高は、手前味噌で恐縮ですが、所謂、人気校ですので、リアルに教員から説明させていただく旧態依然の方法で実施しておりました。かなりお待たせしている感もあり、どうすると改善できるものかと考えておりました。ひょっとすると近い将来は事前に説明をビデオに撮っておいて、QRコードか何かで説明に行きつくようなシステムになるかもしれませんと感じました。しかし、リアルな先生方の息遣いとでも申しましょうか。挨拶の仕方や質問に対するお答えの仕方で生徒や保護者に印象を与えているのかもしれません。

 本日、各学校のHPを拝見するともう、感謝や次回の学校説明会の紹介がなされていて、私的には出遅れ感が満載です。(「ちょっと人気校だからと胡坐をかいている感がぬぐえない。」と進学対策専門のブログ等で酷評されそうです。)

 さて、中学生の皆さん、越高はこの後、部活動見学会(7/21,7/24)学校説明会(8/18)学校説明会・授業見学会(10/14)学校説明会(11/11)というラインナップでまいります。是非、ご参加ください。

 そして、夏休みは受験勉強に猛進されてください。しかし暑いのでくれぐれも無理はされませんように。。

 

 

 

 

0

【校長ブログ】ペリー上陸

 1853年(嘉永6年)の今日、ペリー提督率いる黒船艦隊4隻が江戸湾の浦賀に来航しました。当時、アメリカの蒸気船を日本茶の「上喜撰」とかけて「太平の眠りを覚ます上喜撰たった4杯で夜も眠れず」という狂歌がつくられるほど、江戸時代の人々は大混乱をきたしたようです。

 日本はそれまで鎖国をしていたので、他国からの干渉を受けず、永世中立国??のような形で戦争も起こさずに単一民族として、ある意味平和に暮らしていたようですが、日本が日本ではなくなってしまうような騒ぎであったとも言われております。

 当時は、もちろん徳川の世の中でしたが第12代将軍の家慶は病弱で病に臥せっており、判断が出来なかったとされてます。ペリーが一旦帰国した後、すぐに逝去されてしまい、その後を継いだ将軍家定も病弱であったので、老中たちは開国をすべきかどうか悩んでしまたようです。そして、国内的にも攘夷論が出て来て幕府の権威は失墜したとされているのは皆さんの知るところです。(この辺から幕末とされる時代ですね。)

 結果として開国するということになり、横浜でアメリカ軍を歓待することになり、日本は、本膳料理を饗応しました。お酒・吸い物・肴・本膳・二の膳・デザートなどなど、当時2,000両を使ったとされて言います。(今の価値で言えば一人頭50万円の食事??)しかし、アメリカ人からすると、少しずつ提供されていく日本式の食事の提供方法に「けち臭い」と感じられていたようです。

 アメリカ側からも贈答品として、徳川家にミシン・ピストル・望遠鏡・カメラなどが贈られて、日本側も硯箱・絹織物・漆器・陶磁器・米200俵などを献上したと残されております。

 現在はアメリカとの関係は友好な関係でありますが、この時代から色々なことを経て現在の我々の生活があります。未来永劫、アメリカとの良好な関係は保持していくことが大切だと個人的には感じますが、その他の国々とも、歴史から学び、今後の国際情勢の中での日本の立ち位置など、そのバランスに役立てたいものです。

 

 

0