2023年8月の記事一覧

【校長ブログ】取り戻せ!我らの文化祭!!

 今日は8月29日、夏休みも、後3日です。(焦らせているわけではありません。時間は全員に平等です。焦らず、一つ一つこなしていけば、全ていつか終わるものです。)

 そして、8(やき)2(に)9(く)=焼肉の日なのだそうです。7月23日は「天ぷらの日」7月30日は「土用の丑の日(鰻)」で、この3つで、夏バテ予防三部食なのだそうです。基本的に「焼肉」とは大本は「バーベキュー」の訳語なのだそう(江戸時代の戯作者 仮名垣魯文の『西洋料理通』に記載されています。)ですが、今現在は「焼肉、食べに行こうよ。」というのは、韓国焼肉のような感じですね。

 しかし、実際の焼肉のカテゴリーはローストビーフ、焼き鳥、ステーキ、ジンギスカンなども入るそうですから面白いですね。今日は焼肉でも食して二学期に備えましょうか。

 さて、表題の「取り戻せ!・・・!!」ですが、越高全日制の今年の文化祭のテーマです。一般公開は9月9日(土)9:30~14:30となっております。(最近、コロナ感染者が、埼玉県内に比較的増加しているので、慎重に慎重に、一般公開のことは最終判断は、二学期当初なので、万が一のことがあったら申し訳ありません。しかしながら、越高生に感染者が増えているという話は私のところには入ってきておりません。)

 昨日、生徒会担当の先生からパンフレットを頂戴しました。越高では例年、・越高大賞・越高エンタメ賞・越高グルメ賞・越高文化部賞・クラスポスター賞・部活ポスター賞・特別賞という表彰があるらしく、そのうち、2つのポスター賞は校長が決めるとのことで責任重大だと感じました。(申し訳ない、絵のセンス無いですからね。「教頭先生に相談しようっと」密かに思っております。ここに書くと密かでなくなってしまいます(笑))

 ※行事にも燃えよ!越高生!!(生徒会の生徒の皆さん、実行員会の生徒の皆さん、夏休みも返上で準備にかかっていただき感謝です。)

 

 

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【校長ブログ】CMソング

 1953年(昭和28年)の今日、つまりは、今から70年前、日本テレビで日本初のテレビCMが流れました。服部時計店(現在のセイコーホールディングス)のもので時報だったそうです。(しかし、フィルムが裏返しであり、音も不鮮明で大失敗だったとのことでした。)

 日本テレビと言えば、昨日、一昨日と「24時間テレビ」というプログラムがやっておりまして、(失礼ながら)ところどころ拝見しておりました。このプログラムは、私が中学生の時にスタートして、当時は画期的なものだなぁと思って24時間は観ておりませんでしたが、結構な時間見ていて、夏休みの宿題完成のラストスパート(8月中旬からのスタートでしたが・・・。)に多大な影響を与えてくれました。

 今年のパーソナリティのなにわ男子、道枝駿佑さんがキャストをやっていたドラマでは、学校の定番アイテム「チョーク」を作る会社のお話がありました。この会社はもちろん、実在する会社で障がい者の方々を7割程度雇用していることで有名な会社であることは教員ですので存じてはおりました。

 今回、ドラマ化されるにあたり、少し深掘りして検索してみたのですが、当時の社長さんも雇用に関しては迷われたそうです。しかしながら、ある時、参加した法事で、一緒になった禅寺のお坊さんに相談したところ「(雇用させることは)当たり前でしょう。幸福とは、①人に愛されること、②人に褒められること、③人の役に立つこと、そして④人に必要とされることです。①以外のことは、働かない限り得られないことでしょう。との言葉で「目から鱗が落ちたように」明確に雇用しようと思ったのだということでした。

 奇しくも昨年度のCM大賞を受賞したには、サントリーボス(缶コーヒー)の「なんで人って働くんだっけ?」に通じるものです。

 「働くのは人に必要とされている。」そして、働くことによって自立することが人間にとってとても重要なことであることを、このドラマでは訴えているように感じました。

 越高の皆さんも、近い将来、お仕事について「この会社にあなたは必要だ。」と周りから言われるように、自身を磨いていってください。

 

 

 

 

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【校長ブログ】歯ブラシ

 今日は「8(歯)月2(ブ)4(ラシ)日」の日となっております。その歴史は紀元前3500年のバビロニアから端を発し、インドやギリシャにも普及していったと言われており、中国では「爪楊枝」の文化になったそうです。(日本もその昔は楊枝で「シーハー」する文化がありました。いかにも親父臭い感があり、今の皆さんには理解しがたいでしょうね。)

 17世紀ごろからヨーロッパでは段々と使用されるようになり、かのナポレオン・ボナパルト(1769~1821)も特別製の歯ブラシを使用していたと言われております。

 日本では1903年(大正3年)に小林富次郎商店(現在のライオン)が歯ブラシを作成・販売し、およそ年間に4億本ほど生産されているようです。(2020年調査)私は普通の歯ブラシ(やわらかめ)を使用しておりますが、中には電動歯ブラシもお使いになっている人もいるかと思います。又、用途に応じて「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」などもお使いになっていることもあるでしょう。

 その昔「芸能人は歯が命!」というCMがあり、白く輝いた歯が好感を持たれ、もてはやされている時代がありました。現在でも歯がきれいな人は、好感が持たれるのではないでしょうか。というより、衛生学上も口腔内を傷つけることなくプラークを除去することは大事なことと理解されておりますので皆さんも食後、丁寧に歯ブラシをすることをお勧めします。(私は歯ブラシをしながら、朝は予定を反芻し、昼は午後どれだけの時間を要せばお仕事が捗るか、夜は一日の反省をしながら、(夜だけ)MTVを見ながら1曲から2曲聞き終わるまで、歯ブラシで歯磨きをしております。

 今は夏休み中ですので、少し、ゆっくりと歯磨きをしていられますが、2学期がスタートすると歯磨きもかけられる時間が少し短くなってしまいます。皆さんは、将来のある方ばかりですから、良く歯を磨いて、歯も健康にしていてください。

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【校長ブログ】処暑

 暦の上では、今日は「処暑」と言われております。「処」とは「とどまる」とか「落ち着く」の意味があるので「厳しい暑さが峠を越して、落ち着き、昼間はまだ残暑が厳しいけれど、朝晩は涼しい風が吹き始める。」という解釈になる季節感であるとのことです。

 そうはいっても、今日も暑いですね。そして、本当の台風の季節となるのも、この時期だと言われております。昨日も急に雨が強く降り、今日も天候の変化が著しいとの話です。登校して部活動や勉強に励んでいる(全日制)生徒の皆さん、(定時制)生徒で「面接指導」等に登校してきている生徒の皆さん、気をつけて登下校してください。

 二学期制の高校や義務教育(特に中学校)では今週末から、新学期などがスタートするところがあります。(各高校のHPを拝見していると「もうスタートするんだなあ。暑そうだなぁ。」と思います。)

 とはいえ、越高も来週末には、新学期です。準備は出来てますか?この一週間は「準備期間」として心や身体のメンテナンスをしっかりとしていただき、エネルギーを充填して登校してください。(私自身は、エネルギーを充填というか、本当に食し過ぎの感があります。)もちろん、私の考えるエネルギーの充填とは食し過ぎのことではなく、「自分自身を信じる力」の充填という意味です。

 自分自身を信じる力を持っていれば、色んな困難はあるでしょうが、どうにかなるだろう!という楽観的な考え方が生まれると思います。自分自身の力とは「精神的な豊かさ」とも言い換えられると思いますが、与えられた条件の中で(謙虚に)自分の出来る範囲で(タイミングさえ合えば)良いパフォーマンスを発揮するというものであろうと私は感じます。「信あらば志も勝手についてくる」の精神で乗り切りましょう!!

 

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【校長ブログ】金の鯱鉾

 今、NHKの大河ドラマにはまっています。題名は「どうする家康」というものですが、久しぶりに全部、拝見しております。(中学や高校時代は、日曜日18:30からのアニメ「サザエさん」そして、夕食、20:00からの大河ドラマを見ていながら「あー。明日から又、授業か・・・。」なんて思ったものです。授業というより、「朝早起きして、制服を着なくてはいけない・・。」というようなことであったと思うのと「英語や数学で問題演習当たっていたっけ??」といったような確認だった気もします。なんとはなしに焦燥感であった思い出です。

 今日は名古屋城の金の鯱を祝う日なのだそうです。(「鯱」は「鯱鉾」とも)戦国の世で初めて城の天守閣に鯱をつけたのは、他ならぬ、織田信長であったそうです。信長は、中国を敬愛し、中国の城は天守閣に竜が施されていることを真似て、鯱を施したと言われております。鯱は想像上の動物で、顔は虎、胴体は魚である動物です。都市伝説的には、信長が建設した安土城の鯱は火事になると水を噴き出して、消火するというものもあったようですが、明智光秀の謀反の際には安土城も焼失したので伝説は伝説のままであったわけです。

 豊臣秀吉も信長に憧れていたので大坂城(大阪城)築城の際には、鯱を乗せて作りました。そして、自分以外の武将が鯱を乗せることを禁じたそうです。(信長の後継者は自分ひとりだとの宣言という説もあるようです。)その後、徳川家康が天下を治めた後は、武将たちに鯱を城に乗せることを許可したため、日本国中の城には鯱が乗る形になったとも言われております。

 大河ドラマでは、もうすぐ大坂城が完成します。そして「小牧長久手の戦い」も和睦する展開となってきます。この時に「勝負に勝って戦いに負ける」なる言葉が出来たという説もあります。

 秀吉はこの戦には負けましたが、その後はあっという間に全国を平定し、戦のない世の中にし、「太政大臣 豊臣」の姓を後陽成天皇から賜りました。そして、家康も、戦のない世の中にした秀吉をリスペクトし、秀吉に臣従して、周りの武将たちから「家康は本当に戦のない世の中を希望されていたのだ」と感心され、その後の天下統一に結びついたものと思います。(越高の皆さんもライバルに対してリスペクトして、自分の価値を高めましょう!)

 

 

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【校長ブログ】水の東西

 1877年(明治10年)の今日、東京上野公園にて博覧会が開催された折、初めて西洋の噴水が日本に作られたそうです。(ちなみに、この博覧会はウィーン万国博覧会を参考にしたもので初代内務卿・大久保利通が推し進めたそうです。)

 さて、表題の「水の東西」ですが、大抵の高校1年生の国語教科書には掲載している、評論家 山崎正和の文章です。(1977年『混沌からの表現』に所収されております。)

 水の表現には東洋(日本)西洋では違いがある。日本の水の表現には「鹿威し」なるもの、西洋には「噴水」なるものがある。噴水は彫刻のように造形された美しさがあり、人間の力で水を圧縮したり捻じ曲げたりして目に見える表現をした。鹿威しには自然に流れる水を、時を刻むものとして感じ取り、目に見えなくてもその風情を楽しむことが出来るとし、鹿威しが日本人が水を鑑賞する行為の極致を表す仕掛けである。という授業をされていると思います。私の高校時代の国語の教員は、それとともに『菊と刀』(ルース・ベネディクト)の話をされて、当時は「なるほどね~」と驚嘆しました。

 しかし、その後よくよく考えてみれば、1980年代の高校生が一度も噴水を見たことがないなんてことは無く、鹿威しだって80年代に京都や奈良に行かなくては観られないものであったと思いました。ここで学んだことは、文化などを語るときには2つのことを比較して論じると分かりやすくなるということであったと感じました。

 今でも、自分が「どうしたら公立高校は活性化できるのか。」といったことを考えるときに、私学との比較・通信制との比較・東京都などとの比較・昭和や平成の公立高校との比較などといったスケールの考え方を出来るようになったのは、こういった評論を学んだからだと思っております。

 でも、比較ばかりですと自分の成績や進路に対して「人との比較」をつい考えがちになってしまうこともあります。このことは、あまり比較する必要はなく、自分自身の興味関心で選んでいくことが望ましいと思っております。

 夏休みも残り10日間ですね。まだまだ暑い日が続いております。体調維持管理に気を遣っていただいて、9月1日には皆さんの明るい顔を見せてください!

 

 

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【校長ブログ】学校閉庁日

 8月11日の「山の日」は祝日、そして8月16日の昨日まで、埼玉県の県立高校は「学校閉庁日」ということで(原則的に)お休みでした。ですので、このブログもお休みさせていただいておりました。

 最近、私どもの業界は「ブラック企業??」というやり玉に挙がっていることもあり、お休みを推奨されております。もちろん、甲子園などの競技はやっていますので、部活動はもちろん、進学に関する補習等も実施されている実態はあります。ただ、先生方も(生徒の皆さんも)たまには休息をとることも必要であると考えることには賛成です。

 休息と言ってもただ漫然と過ごすのではなく、心を整えるとでも言いましょうか。大げさに言えば「自分の一生とはなんだ?」とか受験勉強や宿題やその他、人間関係などで悩んでいたとしたら「今、苦しいのはどんな問題で??」とかを深掘りし、「今集中すべき問題は何か。」とか「この悩みにはどういう意味があるのか。」などを考えて、前向きになることも休息の一つと考えます。

 さて、中国春秋時代の思想家に老子がいることは皆さんご存じだと思います。老子の有名な言葉に「上善は水のごとし」というものと「人の生まるるや柔弱」というものがあります。これらは「無為自然」といった言葉に収斂されます。

 今、悩んでいることを「強さ」で打ち負かすことが出来る人もいるでしょうが、「柔らかさ」で対応できることもこれからの時代、大切な人生観なのではと思う最近です。

 夏休みも後半戦です。越高では明日、草加市文化会館にて第1回学校説明会を実施します。猛暑の中ですが、中学生の皆さん、そして保護者の皆様、気をつけてお越しください。

 そして、お手伝いくださる越高生の皆さん、本当にありがとうございます。水分補給して、体調を崩さないようにお願いします。(先生方もありがとうございます。)

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【校長ブログ】スヌーピーお誕生日

 今日8月10日は、アメリカの漫画家、チャールズ・モンロー・シュルツが1950年から書き始めた「ピーナッツ」に登場するオスのビーグル犬、作品の主人公チャーリー・ブラウン少年が飼っているスヌーピーという犬の誕生日とされています。

 実は8匹兄弟で、スパイク・オラフ・アンディ・マーブルズ・ベル・ローバー・モーリーという兄弟がおり、父親の名前はレイモンド、母親の名前はミッシーというのだそうです。(申し訳ないですが、スヌーピー以外の名前は、明日には忘れてしまうと思っております。)

 私は、実際の動物は苦手なのですが(といっても柴犬は飼ったことがあるのと映像だけはNHK「ダーウィンが来た」などで動植物を見るのは大好きです。)スヌーピーは、小学生の時にNHK番組で放映されており、当時英語で話していた記憶があります。又、ペーパーバックといって英語で4コマ漫画で描かれていたり、ちょっとした小説のようになっていたりして小学生ながらに絵だけではなく、文章も読めると良いなぁと考えて、英語の辞書を買ったことも覚えています。(今思えば、難しい単語はさほどないのですが・・。)

 当時、スヌーピーグッズもけっこう豊富で小学6年生の時には、筆入れ・シャープペン・定規・鉛筆等など持っていました。(中学生になって思春期となり、同級生の女子から「キモッ」みたいなことを言われて、全部、スーパーカー、ランボルギーニ・カウンタックLP500S  の描かれた筆入れなどに買い替えた記憶があります。)

 しかし、中学校3年生で又、自分の中にスヌーピーブームが来て(同級生に馬鹿にされても)スヌーピーの筆入れ等にし直した思い出があります。今でもスヌーピーは大好きで、グッズがあると、つい手に取ってしまいます。(購入まではしませんが・・。)

 今でもNASA(アメリカ宇宙局)では有人宇宙飛行などに貢献した人を表彰する時にスヌーピーのピンバッジが贈られるそうで宇宙服を着たスヌーピーも人気なのだそうです。

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【校長ブログ】長崎

 1945年(昭和20年)の今日、午前11時2分、当時のアメリカ軍B29 戦闘爆撃機から原子爆弾「ファットマン」が長崎県長崎市松山町に投下され、上空500mで爆発しました。

 広島県に次いで2番目に投下された爆弾であり、当時の人口24万人の中で約7万4千人の命が奪われ、建物の約36%が全焼又は半壊したと言われております。今日も平和記念公園において慰霊平和式典が行われ、核兵器の廃絶と恒久平和が祈られることと思います。(台風の影響や気温の上昇による影響も懸念されます。)

 私個人としては教員になって修学旅行の引率で広島県や長崎県に行く機会を与えていただき、訪れたことがあります。やはり、戦後〇〇年と言ってもその土地に行きますと独特の感情や感覚が現れてまいります。幼稚な表現で申し訳ありませんが、戦争は起こしてはいけない。平和は恒久に続けていかなくてはいけない。という覚悟をもたないとと感じます。

 私自身は、昭和生まれですから、戦争を全く知らない世代とは言え、小学生時代、教えていただいた先生の中には戦争を経験したなんていう方や祖父母から、戦時中の様々な経験を伺う機会がありましたが、皆さんの世代は歴史的事実としてしか、こういった話は伺うことはないと思います。私自身はそれはそれで平和が続いている証として良いと感じますが、ただ、平和はみんなが努力を続けていかないと続かないとは思っております。越高の皆さんには、これから先も平和を愛する心を持ち続けていただきたいと切に願います。)

 戦後、日本(もちろん世界でも)では児童生徒の権利に関する条約が取り上げられております。戦争が起こると子供たちの命が脅かされる事態となるからだと思います。「こども基本法」も昨年、制定され、こども家庭庁も発足しております。私たち教員は未来を育てる趣旨をしっかりと把握し、この職についていかないといけないと思います。又、高校生である皆さんも未来への学びに、素直に、そして、積極的に取り組んでください。

 

 

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【校長ブログ】風姿花伝

 「この芸、その風を継ぐといへども、自力より出づる振舞あれば、語にも及びがたし。その風を得て、心より心に伝ふる花なれば、風姿花伝と名づく。」と奥義を述べた作品が世阿弥の著した『風姿花伝』です。簡単に訳せば「この芸には、伝統もあるが、自分で工夫する余地もあり、言葉に尽くせない。伝統を背景に心から心に伝える花なので、風姿花伝と名づける。」ということです。

 世阿弥は後世に色々な言葉(箴言)を残しておりますが、中学生でも良く知っているような「序・破・急」であるとか「初心忘るべからず」なども世阿弥の言葉とされております。

 又「秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず。」といったような分かるような分からないような、具体的に言えば、常に自分の能力をひけらかすというよりは「ここぞ」という時に自分の長所を出すこと、つまりは慎み深い人間であることが望ましいとの言葉も残しております。

 私は中学校時代、部活動をやっていて人と同じ練習をしていても、その人以上にはなれないなと記録がプラトー現象に陥った時に悩んだ時期がありました。その時、風姿花伝の一説を読んで、その中で「物まねはたくさんあるので、まずは、超一流の物まねを研究せよ。」という言葉に人の(練習の)物まねをしっかりとやろうと思い、超一流選手の練習方法を物まねしていきました。自分は超一流の選手になれなかったですが・・、教員になって部活動の顧問になった時、超一流選手の色々な練習方法を引き出しにして生徒に伝えることが出来たのではと思っております。(その前に、私のやり方に信頼してついてきてくれた生徒たちに今は感謝の念しかありませんが・・。)

 越高も100年(正確には98年)もの伝統があります。そして、そこに皆さん現役のエッセンスが混ざることでさらに進化していくと思っております!まずは、物まねで結構です。色々な場面で超一流なやり方を真似て自身を成長させる夏にしてください。(暑いですが・・・。無理はしないで。)

※今日は世阿弥の記念日らしいので『風姿花伝』の話をしてみました。

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