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2023年9月の記事一覧
【校長ブログ】PC発売
1979年(昭和54年)の今日、日本電気(NEC)が日本初のPC(パーソナルコンピュータ)を発売しました。いわゆる「PC8000シリーズ」というものです。
当時の値段で168.000円。(機能に対して)破格の安さで3年間で約25万台を売り上げた伝説の機種であったそうです。それまではパーソナルというものではなく、「マイクロコンピュータ」(略称「マイコン」)と言われるものでした。保護者の皆様が幼稚園生の頃、流行した刑事ドラマで、石原良純という現在は、お天気予報士の資格を持つコメンテーターが俳優として、通称「マイコン」という刑事を演じておりました。小学生だった私は生意気にも「マイコン」刑事よりも、時代は「パソコン」刑事ではと本物のパソコンも見たことが無いのに思ってました。
この時代あたりで、世の中の優秀な中学生や高校生は「将来、PCが有効な道具となるであろう」と考えたか(と思っておりますが)理系重視の教育課程になっていたのでは感じております。(自分はひたすらに文系でしたから、ちょっと偏見であるかもしれないです。いけないことです。)
その後、1981年(昭和56年)に神奈川県の普通科県立高校で初めて17台のPCが導入され、普通科では初めて選択科目として「情報教育」を始めました。私は当時、高校に入学したてでも朧気ながら「国語か英語か歴史の教員になりたいな」と考えておりましたが、教員になっても、文系科目ですから、個人的にはPCなんて一生涯扱わないと思っておりました。しかしながら、現在、校長としての対外的なお仕事では、いわゆる「パワポ」を使ってのプレゼンに追われるところです。こういうことからも、自分は文系だから、こんな科目は要らないとか、こんな機械は一生使わない(特に、教員になりたての頃に携帯電話なぞ到底使う人間にはならないと思っておりました。)とか考えずに、色々な勉強をすることをお勧めします。
私は、今でもPCには苦手意識があり、難しい操作については、こっそり(今言ってしまうとこっそりにはなりませんが)PCの操作の得意な知り合いの校長に伺って教えを乞うております。それはそれで良いとは思っておりますが、相手のお時間も奪ってしまうし、急ぎのお仕事の場合、やはり自分が知っている方が時間短縮になります。自分は棚に上げますが(というか、自分の失敗例から)皆さんは食わず嫌いを克服し、満遍なくお勉強をしましょう。
【校長ブログ】Google(グーグル)
Google(グーグル)は1998年(平成10年)の9月27日、つまり25年前の今日創立されたとのことです。
同社は、アメリカ合衆国の主要なIT企業であり、世界最大の検索エンジンやオンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフト・ハードウエア関連の事業を手掛けてますね。
有名なスタンフォード大学(私自身は、よく心理学の実験をやっている大学として捉えております。)の博士課程に在籍していた2人の学生さんが「世の中の情報を整理し、世界中の人々が、その情報に対してアクセス出来て使えるようにすること」を目標に設立されたのだそうです。
私自身、この会社が設立されたことによって、ちょっと疑問に思ったことは全て「ググる」って感じで携帯で検索しております。その昔でしたら、原典に当たったり、大きな図書館で書物によって確認するといった作業(これはこれで楽しかったとも言えるのですが・・。)をしていたわけなので、簡便に時間短縮で知識を得られたと思っています。
一方、簡便に時間短縮で色々と調べられることは、知識を詰め込まなければならないといった強迫観念にもつながっていき、ずっと携帯が手放せないようになってきてしまうとも危惧します。そして、苦労を伴わないので、忘れてしまうのも早いとも感じております。
このブログにしても基本的には「今日は何の日なのだろう?」ということでググってみて、自分の興味関心と生徒の皆さんならこんなことに興味関心があるかもしれないなと考えていることを文章にしております。非常によくできた検索エンジンです。
皆さんは、今は、自分を検索エンジンだと思って知識や解法を詰め込んでみてください。と同時に、皆さんは人間ですから、自分のライフワークとも思えるものを自分のパッションで探して一生の学問も見つけてください。少し、朝晩が涼しくなってまいりました。お風邪などを召さないようによろしくお願いします。
【校長ブログ】くつろぎ
9月26日、「く(9)つ(2)ろ(6)ぎ」という語呂合わせで、今日は「くつろぎの日」なのだそうです。愛知県名古屋市の有名な喫茶店チェーンの「コメダ珈琲店」が発案したそうです。
コメダ珈琲店は、埼玉県にも沢山存在しておりますが、創業者は加藤太郎さんというらしく、もともとはお米屋さんだったようですので「米屋の太郎」ということで「コメダ」という命名になったとのことです。
コメダ珈琲店に限らず、色々なコーヒースタンドは林立していて、皆さんなら、スターバックスとかエクセルシオールとかに通ってお勉強をする人もいるかもしれませんね。私は中学校時代、東京で模試を受けて来て地元の駅の喫茶店で、一人の時もありましたが友人たちと解答合わせをしていたこともがあり、なんとなくですけど、大人びた気持ちになっていたことを覚えております。(その喫茶店は今でも存在しており、わけもなく凄いな!と感じております。)
当時、大人びた意識を持って受験勉強にあたり、その友人たちもそれぞれの道に進んでますが、要は「やる気」になる環境を整えていたのだと思います。やり方が喫茶店という異空間を作ることで、いやいやながら勉強するのではなく、今は特殊な時期を送っているのだ。と思い込んでいたと感じてます。部活動でも「どうすれば上位大会に進めるか?」ということを念頭に置いておりましたが、「自分を鍛えてパワーアップすること」だと考えるための装置を設定し、脳に異空間であることを認知させてトレーニングしていたと思います。このやり方が良いのか否かはそれぞれの受け止めですが、私のやり方が万人に合っているとは到底思えないので、自分自身で何かを体得してみてください。ただ、決して「やらされている」とは思わないことが一番の心持だとは思います。
今日は、全日制進路担当の先生が今年度の共通テストの受験者一覧を持ってきてくださいました。いよいよ!の雰囲気が醸し出されてまいります。
自分の第一志望に向かって、思考のスキルを高める方法を見つけてください。疲れたらコーヒー(紅茶でもなんでも)で休憩して、くつろいで又頑張りましょう!!
【校長ブログ】骨董品
今日は、江戸時代の戯作者の一人、山東京伝(さんとう・きょうでん 1761~1816)が記した骨董品を愛する日とされているようです。
日本の古き良き文化の一つである骨董品を多くの人に愛されるようにしているとのことですが、そもそも骨董品とは、どのような定義づけをされているのでしょうか?
定義としては、アメリカで制定された「通商関税法」に記された概念からすると製造から約100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品などをアンティーク(骨董品)としているようです。復刻品や骨董に似せて製造されたものは「レトロ」と区別されるそうです。日本語の解釈で言えば、骨董には「希少価値がある」との意味と、「骨」=物事を組み立てる芯となるもの「董」=芯になる大切なものという意味をなしているようですが、時代の変化とともに「時代遅れの人間」みたいな人を「動く骨董品」なんて揶揄することもあります。(さしずめ、私などはその類の人間です。)
さて、これからも何度も話題にしてまいりますが、越高ももうすぐ100周年です。この世界で言えば「骨董品」ともいえる立場ですね。しかしながら、今、在籍している皆さんの活躍によって、ただ、古いというわけではなくなって「希少価値」のあるもの(学校)となっていくと考えます。
100年間×365日の間、この越高の建物やグランドの中で「アオハル」を積み重ね、先輩から後輩へと「自主自律」という校是を紡いできました。そして、これで、その責めを果たしたというわけではなく、さらなる進化を遂げなければならないのです。まだ、「100周年」のスローガンは出来てはいないのですが、次の100年を見据えて「ネクスト・フィーチャー」というか「ネクスト・ステージ」へのチャレンジへと皆さんは「越高の遺伝子」をまた、後輩たちに紡いでいく責任というか楽しみがあります。
ぜひ、意気に感じてチャレンジしてください!!次代に向かって越高の皆さんは着実にステップアップするために一丸となってトライしていきましょう。。
【校長ブログ】フィットネス
今日、9月22日は厚生労働省が推進する「健康増進普及週間」及び「食生活改善普及運動月間」であることから国民レベルで健康体力づくりを目指そうとする「フィットネスの日」なのだそうです。
「フィットネス(Fitness)」は「適切な、能力がある、健康な、元気な」などを意味する「フィット(Fit)※H社の車の名前でも使用されてますね。」の名詞形であり、「体力があり健康である」という意味を表します。
健康な体や体力づくりを目指して、心肺機能の向上、筋力強化、筋持久力・柔軟性の向上を伴うジョギング・水泳・エアロビクス・サイクリング・筋力トレーニング・ストレッチ・ヨガ・ピラティスなどがあげられるようです。中学校や高校では部活動があります(もちろん、体育の時間)ので、自然とフィットネスが出来ていると思いますが、大学になってくると体育の時間といっても大した運動はしないので、運動不足になっていきます。今のうちにたくさんの運動をして、一生涯スポーツに勤しむ態度を育てていくように期待しております。
ある調査によれば、一般日本人のフィットネス人口は全体の約3%なのだそうです。アメリカでは約17%、イギリスでは約14%なのだそうですので、日本人の数値は低いと言えるのだそうです。
フィットネス人口を増やすことで医療費を少なくして国の予算を削減できるようにとの意味がありそうです。まぁ、健康になるのでしたら一石二鳥なのだと思います。
私自身はフィットネスを行うのに、まずは、道具から始めてしまうタイプですので、ウエアを揃えるところから考えてしまいます。本気で運動するには国産のM社のウエア・シューズで固めます。普通に運動するなら、最近流行しているUA社のものを使います。適当に運動するなら、国産A社(本当は陸上競技をやっている人ならこの会社が一番有名なのですが・・・。)基本的には、上から下まで同じブランドのウエア・シューズにしないと気が済まないのですが、ある時、先輩の競技者から、「そんなことを気にしているから一流になれないんだよ。」と言われ恥ずかしい思いをしました。
本当の一流はどんな道具でも結果が出せます。越高生の皆さんは、参考書等がダメだからとか理由にせず、自分の力を固めてください。
【校長ブログ】国際平和デー
1981年(昭和56年)の今日、国連総会にて制定されたのが「国際平和デー」だそうです。表記は「International Day of Peace: IDP」、日本では「世界平和の日」とも言われているようです。
2002年(平成14年)からは「世界の停戦と非暴力の日」という実践も推奨されていて、この日、一日は世界中の敵対する国々でも戦闘行為を停止するように呼びかけられております。又、例年、国際連合本部ビルで、日本の平和の鐘が鳴らされているようです。この鐘は、当時の国連加盟国60か国から集められた硬貨で鋳造されていて「世界絶対平和万歳」と日本語で鋳込まれているそうです。昨年度は、アントニオ・グレーテス事務総長がこの鐘を鳴らし「人種主義を終わらせよう。平和を築こう。」というテーマを呼びかけたというニュースがありました。今朝のニュースでは19日(日本時間的には昨日)岸田首相が、国連総会の一般討論演説の中で「核兵器のない世界」に向けた現実的で実践的な取り組みを強化することを訴えたことが伝えられましたが、この日に因んでのことなのかは不明です。
考えますに、世界の色んな場所での紛争などと比較して(比較する必要性はないのですが)日本は一応、平和な部類に属していると思っております。とにもかくにも、学校という場所が保証されていて、落ち着いて勉強できる環境があって、夜は自分の意志でゆっくりと睡眠がとれる。(課題に追われていたら無理でしょうけど・・。)そういった場所(国)ですから、皆さんは安心して自分の未来を見据えて出来る努力をしてくださいね。(言われなくてもしていると思っている人が多いでしょうけど。)
イギリスの小説家のサマセット・モームに「あなたには一度しか生きる人生がない。」という言葉があります。「一度きりの人生ですから、大切に生き、厳しい言い方をすれば、困難に打ちひしがれたり、自信を失って自暴自棄になっている暇はない。自分の人生と自分自身を見限らないこと、自分を信じる一点にかかっていること」を著作に書いております。とはいえ、落ち込むこともあると思います。そういう時にはよく寝てスッキリしてください。
【校長ブログ】彼岸
今日は、日本の「雑節」の一つで「お彼岸」と呼ばれる日です。仏教に由来するとも言われておりますが、仏教の本場?であるインドや中国にはこのような彼岸の行事は無いそうで、日本古来の土俗的な太陽信仰や祖霊信仰が起源とも言われているようです。
そういった信仰についてはさておき、風習としての「おはぎ(ぼたもち)」を食することに興味・関心があります。亡くなった父親の実家は、この「おはぎ」の大きさが15cmはあるような特大サイズで父親はそれを4ないしは5個も食しており、すごい食欲だなぁと感心してました。幼少期の自分は1個も満足に食しきれない感じでした。今は、スーパーやコンビ二などで購入できますが、サイズ的には小ぶりで4個パックでも一人で食しきれそうです。
また、皆さんがご存じの慣用句に「暑さ寒さも彼岸まで」がありますが、この暑さは和らいでほしいと切に願うばかりです。例年より(年齢のせいかもですが・・)疲れが溜まってる感じで、夏バテ(秋バテ?)暑さバテな感が満載です。とはいえ、10月の中旬にもなればコートを着ていないと寒くて仕方ないような感じもあると思われ、最近の日本は四季というより二季ではないのだろうか?(暑いか寒いかの二択)と思ってしまう今日この頃です。
巷間、この暑さで彼岸桜が咲き誇ってしまい、来年の春には桜が咲かないのではと心配されるほどです。桜の舞い散る中、入学式を迎えることがなんとなく、日本の学校のアイデンティティーのように思うのですが、来年も美しい桜をみたいなぁと期待をしております。
そして、全日制の3年次生や定時制の4年生の皆さんの進路希望が達成して、皆さんに桜が咲くことも期待しております。今はなかなか勉強等が思ったように進んでいないかもしれませんが、この時期を乗り越えていけば、秋には十分成果が上がってくるはずです!!
そのポイントが来るまで、迷いや恐れを感じつつも自分の能力を信じて、コツコツと励んでください。フランスの有名な彫刻家で天才と呼ばれていたオーギュスト・ロダンは「どうしたら、あなたのような天才になれますか?」と問われたときに「天才?そんなものは決して存在しない。ただただ、勉強です。方法です。自分は、不断に努力をしているだけです。」と答えたそうです。
天才と呼ばれたロダンでさえ、こういう感覚です。私たちは天才ではありません(皆さんの中にはいるかも)ので、自分たちなりの努力をしましょう。。
【校長ブログ】学校再開!
新型コロナウイルス感染症の増加でしばらく学校閉鎖の憂き目にあっておりましたが、本日から無事、再開することが出来ました。関係各位に多大なるご迷惑をおかけし、ご心配をおかけしたことお詫び申し上げます。
保護者の皆様におかれましては、ご心配のことと深くお詫びします。学校でも換気を主に感染防止に留意してまいりますが、今後ともお子様たちの体調管理をよろしくお願い申し上げます。
さて、今日は「苗字(名字)の日」なのだそうです。1870年(明治3年)のこの日、戸籍整理のため、「平民苗字許可令」という太政官布告により平民も苗字を名乗ることが許されたということで記念日となっております。ご案内のように、それまでは貴族と武士しか苗字を名乗ることが許されなかったわけです。しかし、苗字を名乗ることが許されたというのにほとんどのものが苗字をつけることがなかったようです。それは、下手に苗字なんかを申請すると税金が発生するのではないかとの警戒感が庶民にはあったようで、あまりに苗字をつけるものが居なかったため、5年後の1875年には法律として全ての国民に苗字をつける太政官布告がなされたそうです。
2023年時点で、日本において最も人数の「佐藤(さん)」で約184万人、続いて「鈴木(さん)」で約178万人、3位は「高橋(さん)」で約139万人、以下、「田中(さん)」約132万人、5位「伊藤(さん)」約106万人となっているそうです。
私の名前も風景に由来しているものですが、埼玉県名前ランキングで第11位ということでなかなか残念な苗字です。どうせなら「近衛(さん)」とか「西園寺(さん)」とか「与謝野(さん)」とかみたいな公家チックな名前や「松平(さん)」とか「北条(さん)」とか武家チックな名前の方が格好良かったかなと思ったりはします。
皆さんが壮年期になったら子供の数が少なく、一人っ子同士のご結婚が多くなるやもしれません。その際に、苗字にこだわっていることもなく、夫婦別姓が当たり前になるかもしれません。お子様には、鈴木佐藤ひろし(鈴木さんと佐藤さんがご結婚されたとして)というような名前になっていく気もしております。こういったことでも、ますます、答えのない時代に突入すると私は感じております。皆さん、高校生時代は答えのある問題を解くのですから、目いっぱい答えを求めてください。そして、いつもいつも、自分に持ち歩く「問い」をもってみてください。
【校長ブログ】イグ・ノーベル賞
皆さんは「イグ・ノーベル賞」なる賞を聞いたことがありますか?
毎年、ユニークな研究に対して送られる賞なのですが、今年も日本人研究者が受賞者の一人となりました。その研究者は明治大学の宮下芳明教授と東京大学大学院の中村裕美特任准教授です。内容は栄養学に関する研究で「電気をスプーンや箸などの食器に通して食品に流すことで味が変化するように感じさせる。」という??研究です。どんなことに役に立つかというと、塩分を控えなければいけない人に対して、しっかりとした塩味に感じられるようになるそうなのです。「ふーん」とか「ほぉ」としか答えようのない研究な感じですね・・。
しかし、日本人は17年連続で、イグ・ノーベル賞を受賞されるといった快挙??を達成しております。
ノーベル賞は皆さん周知の賞ですが、それに否定を表す接頭辞「Ig」をつけた造語で自虐的にしておりますが、本当は素晴らしい興味深い研究の数々です。
過去において日本人が受賞した内容のものは、平和賞としてカラオケを考えた井上大祐さんに「お互いの曲をじっと聞くような、忍耐強さを鍛える新しい方法を生み出した」ことを受賞理由にしましたり、保護者世代ではご存じだと思いますが「たまごっち」という玩具に対して「膨大な労働時間をバーチャルペットの飼育時間に費やさせた」という理由で経済学賞を受賞したりといった内容があります。
イギリス人研究者が受賞したものとしては「映画『スターウオーズ』を見せたバッタは興奮するか」という研究で平和賞を受賞するなど謎の研究も多くあります。
現在、世界中では変わったことをすると快く思われない風潮が跋扈しております。しかし、他の人に迷惑をかけない範囲で変わった研究をすることは面白いとも思います。
皆さんの中には、文系の人が「物理なんか勉強したって」とか理系の人が「古典文法なんかやったって」と思う人もいるかもですが、こんなことを勉強するのは無駄ではないか?と思わないで色んな研究に結びついていくという考え方につながっていけば良いように思います。
【校長ブログ】秋桜
今日は3月14日の「ホワイトデー」から半年が過ぎて、プレゼントに「秋桜(コスモス)」を添えて交換し、お互いに愛を交換し合う日なのだそうです。
コスモスは、キク科のコスモス属の花であり、秋にピンク・白・赤などの色の花を咲かせます。もともとはメキシコやスペインに咲くものであったものが日本には1887年(明治20年)頃に輸入されたようで、秋の季語ともなっています。花言葉は「愛情」「純真」「調和」なのだそうです。
確かに宇宙を表す「コスモス」は調和でしたね。対義語は「カオス(ケイオス)=混沌」でしたね。高校時代の私は「クラスの中に(今でいう)個性豊かな人材ばかりが存在していて『ここはカオスな世界だ!』」なんて少し優越感(のような劣等感のような)に浸っていたような気がしますが、今では年齢を重ねてきたので調和のとれた世界が好きです。
しかし、調和のとれた世界は居心地は良いのですが、何か新しいものが生まれてくるような環境は無さそうです。一見、ごちゃごちゃした中の方がイノベーションは生まれてくるような気がします。皆さんは、今、混沌とした中に居て、もがいたりしているかもしれませんが、AやB、又はC、D・・・Zなるものが混在している中、AとBとをつなぎ合わせてみたり、場合によっては、AとZ、そしてGを組み合わせることによって創造されるものがあるかもしれません。この世の中の発展につながる可能性があるかもしれません。
今、リモート授業を受けている皆さんは、通学時間はありませんので、この時間、いつもとは違ったことを考えてみるチャンスがあるかもです。
キルケゴールがいう「あれか、これか」ではなく「あれも、これも」考えてみることも一興ではありませんか?越高生の皆さんが登校しない越高は越高であって越高ではありません。今、ご家庭内でリモート授業を受け、そして、人生「あれも、これも」前向きに考えて、再開後にはフルチャージで又、「アオハル」を楽しんでください。。
※体調のよろしい人は、たまには家事も手伝ってみましょう!!