2023年11月の記事一覧

【校長ブログ】小中高生の裸眼視力

 文部科学省が2022年度の学校保健統計調査を発表しました。その中で、非常に気になったことは裸眼視力が1.0未満の割合が、小学生では37.88%、中学生では61.23%、高校生では71.56%にも及ぶとの結果です。

 この裸眼視力の調査は、私が中学生の頃から実施されていたようですが、当時の中学生(私の世代)は35.19%だったようです。その他の調査については雑駁に言うと肥満度が高くなっていること(コロナ禍で運動が出来ていないという可能性)虫歯のある児童生徒については過去最低の数値(歯磨きを学校でもしている?)という結果だったとのことです。

 私も現在は眼鏡をかけておりますが、眼鏡デビューは、高校3年生から大学にかけて厳密にいうと高校3年生の家庭研修中からでした。それでも、加速度的に視力が落ちてしまい、10年くらい前には網膜剥離といった、下手をすると視力が出ないという重病にかかったことがあります。ですから、今、越高生の皆さんで視力が落ちている人は、将来にわたって注意していってほしいと思っております。

 全日制の越高生は、期末考査の真っ最中、定時制の越高生は期末考査一週間前です。ともに懸命に勉強していることと思います。しかし、暗い中での勉強は視力を悪化させる原因となります。超大昔のような星の明かりで勉強しただの薪の明かりで勉強しただのという時代ではありませんので、適正な明るさでお願いします。

 よく言われる一般的情報は、五感のうちでは、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚は1%といわれています。 つまり、人間が受け取る情報のうち、8割は視覚からの情報だと言われます。私も含め、眼鏡族の人は気を付けてまいりましょう。

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【高校ブログ】きりたんぽVSじゃこ天

 今朝のニュースで少しだけ感心したニュースがありましたので、お話ししたいと思います。

 ちょっと前に秋田県知事が「四国のじゃこ天は貧乏くさい。」と発言、その後、謝罪したという事件??がありました。そして、謝罪したことがきっかけとなり、都内で、秋田県と四国4県が合同で特産品販売会を行ったというニュースです。

 そのイベント会場には、秋田県知事、愛媛県知事、徳島県知事など各県の関係者およそ30人が参加したそうです。秋田県知事は「本当に申し訳なく思っています。四国の方々の寛大な気持ちに対し、恥じ入ってる次第です。」とお話しされ、一連の発言をあらためて謝罪したそうです。
 会場にはじゃこ天やきりたんぽなど、四国と秋田の特産品を詰め合わせた「なかよしセット」が50袋用意されたそうですが、販売が始まる前に行列ができて、すぐに完売の様相を呈していたとのことでした。
 我が埼玉県知事も『翔んで埼玉』の映画での話で滋賀知事とのコラボをしたりと各自治体のトップがタッグを組んで、お互いの県へエールを送るといったことをされております。

 騒動があっても、その後『雨降って地固まる』ではないのですが、良い関係が築けるということは人間にしかできないのではないかと思っております。   

 高校生は潔癖なところもあり、一度、許せないと感じたら一生許さないくらいの勢いでいる方もいるでしょうけど、もう少し、大人になって許せるようになるとこのような新しい局面も描けるようになってくるかもしれませんね。高校生までの人生を「ストーリーテーリング」してこれからの行く末も考えてほしいなと思っております。

 

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【校長ブログ】全日制第2学期末考査開始!

 つい先日までの暑さが嘘のような冷え込みになってきていよいよ今週末から12月であるなと思わせる季節となってまいりました。

 全日制では今日から学期末考査がスタートされました。3年次生は、受験モードですから学期末考査も一つ一つ大学入試だと思って受験することが肝要かと思います。2,1年次生は学習の取り組みについて習慣化出来てきているか、否か。の確認だと心得て考査に臨んでほしいと思います。「予習はしているが復習はしていない。」とか「宿題はしているが、それだけにとどまっている。」とか勉強はしているものの結果には表れない人は一工夫してみることが必要かと思います。(部活動をよくやっている皆さんならご理解くださると思いますが、試合や大会等では体力が必要です。学習にも「学習体力」なるものが必要なのです。)

 ここは、思い切って中学校時代とは違った勉強法をしてみることも大事かもしれません。中学校の勉強を否定しませんが、中学校の勉強法は高校では通じないことも多々あります。(教科科目数が、圧倒的に違うのが原因と私は考えます。)
 そして、今まで30年以上、生徒の状況を見た経験によれば、理想を高くし、目標を下げない人の方が結果としてうまくいっている気がします。目標も定まらないのに教科を絞っていく人は「行きたい」大学より「行けそうな」大学に進路決定しがちです。これからの1年間の後半の越高生活の中で課題をバックキャスティング的に段階的にクリアしてください。

 さて、話は変わって、今日は「三段ボックスの日」なのだそうです。昔は、物をたくさん持っていた方が、なんとなく、優雅な感じだったのですが、現在は、片付けが出来ている方が優雅という評価です。(なんとなく「働き方改革」も同じイメージのような気がしております。)私は物(特に、本の類)がたくさんあることで安心するタイプなのですが、片付けないといけない時代になったのかなとも寂しく感じることもあります。

 本と言えば、土曜日に、埼玉県高校生ビブリオバトル大会が開催され、33もの高校から出場されましたが、結果、本校が優勝し、来る1月に東京で開催されます全国大会に出場できることになりました。1年次生全員は校内予選で暑さの中体育館で頑張りました。その代表者が全国大会出場です。素晴らしいことですね。(ビブリオバトルも長い歴史がありますが、越高が優勝したのは初めての快挙だそうです。ご指導くださった司書教諭の先生を始め1年次の担任団の先生方、感謝申し上げます。)

 

 

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【校長ブログ】進化の日

 1859年の今日、イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin、1809ー1882)の『種の起源』(On the Origin of Species)の初版が刊行されたとのことで「進化の日」とされております。記念日の英語表記は「Evolution Day」と表わされます。

 ダーウィンは自然選択によって、生物は常に環境に適応するように変化し、種が、分岐して多様な種が生じると主張されました。そして、この過程を「生存競争」「適者生存」などのフレーズを用いて説明しました。『種の起源』は、我々のような生物学の非専門家にも読みやすく書かれており、幅広い関心を集めました。しかしながら、当時の生物学の根本をなす宗教的信念を否定したために、科学的だけでなく、宗教的・哲学的論争も引き起こしたということもありました。

 ダーウィンは、『種の起源』の中で、「evolution」という言葉ではなく、「descent with modification」(変化を伴った由来)という用語を使っているようです。「進化」という意味で「evolution」を用いたのはイギリスの哲学者ハーバート・スペンサー(Herbert Spencer、1820ー1903)であり、ダーウィンも第6版では用いているようです。つまり、生物は、その環境下において、変化を伴うことで進化をするということです。

 皆さんも中学校から越高という環境に変化して、その変化に対応していくように進化していっていると思います。もし、中学校時代よりも退化してしまったと自覚するのであれば、これから進化していけばよろしいのです。人間、否、生物にはそのようなDNAが備わっているとダーウィンは論じております。

 私は、何よりも、前頭葉を進化させてほしいと考えております。言語の理解などをつかさどる側頭葉、計算技術などをつかさどる頭頂葉、視覚情報をつかさどる後頭葉は皆さん、進化し続けているとは思います。しかし、自分を認めるとか、気持ちの切り替えなどをつかさどるのは、前頭葉です。

 ぜひ、前頭葉を進化させ、大人になってください。全日制、定時制ともに、期末考査も差し迫っております。土日は、剣ヶ峰かもしれません。そして、気温も12月中旬のようだとのことです。しっかりと防寒して、学習に取り組んでください。

※試験前でしたが、各部活動等で新人戦等が実施されました。少林寺拳法部が関東選抜大会に、女子バドミントン部が15年ぶりに1年次生が県ベスト32、城西大学英語スピーチコンテストで2年次生が10倍以上の倍率を突破し、城西大学父母後援会賞を受賞したということです。本当に素晴らしい越高生の活躍です!!(ご指導くださった先生方にも感謝申し上げます!)

 

 

 

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【校長ブログ】挨拶

 越ケ谷高校の校長としてのお仕事は学校内だけのお仕事ではなく、埼玉県や市(場合によっては国)の色々な委員を承ります。昨日も、越谷市のある協議会の委員を受けており、そのお仕事の関係で中央文化会館で会議がありました。

 会議が終了して、午後3時半ごろ、越高に戻ろうと歩いて市役所の前を越高に向かって歩いていると、大きな声で「校長先生、こんにちは。」との声が聞こえて振り返ると自転車に乗った定時制のN君がニコニコしておりました。私も「こんにちは。これから登校ですね。」と答えました。

 そして、徒歩で学校まで着くと、ちょうど全日制の生徒は下校時間で、今度は、全日制の生徒からは「さようなら。」との挨拶をいただきました。同じ学校で、「こんにちは。」と「さようなら。」が混在するのは、ちょっと面白いなと感じたのと、越高は、朝・昼・晩と生徒が活動しているので、さらに活気のある高校なのだなぁと改めて思った次第です。

 挨拶は人を気持ちよくさせると思います。生徒と先生の間でも生徒間でも挨拶をして、越高生活をさらに楽しいものにしてまいりましょう。

 さて、今日は11月22日(「いい」11「人事」22)の日なので、企業や自治体などが人事戦略を考えていく記念日としているらしいです。

 「適材適所」や「能力主義」なども勿論、大事でしょうけれど、挨拶などのコミュニケーションも大事だと考えます。皆さんの中では「挨拶なんて言うまでもないこと」との気持ちがあるかもしれませんが、自然体で挨拶をし、その組織をみんなで盛り立てていきましょう。
 明日は「勤労感謝の日」。寒くなってきて体調が振るわない人も出てきているのではないでしょうか。少しゆっくりとして、体調を整えるようにしてみてください。(進路決めに参加されている生徒の方は、防寒をしっかりとしてください。)


 

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【校長ブログ】音楽理論

 今日の職員の打ち合わせで、1限目の音楽「音楽理論」の時間、生徒がバンドを組んで演奏をするというお話があり、音楽室に行ってまいりました。

 4チーム(4バンド?)が『若者のすべて』『僕のこと』『勿忘』『さよならアイデンティティー』の演奏をされておりました。稚拙な評価で恐縮ですが、「本当にお上手」でした。
 このブログでも書いたことはありますが、私はMrs.GLEEN APPLEは高校生の青春の巨匠だと思っているので、高校生が演奏することをとても素敵なことだと感じております。

 歌詞も、「みんなと違うと不安」「どんな日であっても」「僕のすべて」「未来への足跡」「自分の軌跡」「自分を受け入れる」といったようなフレーズで、苦しみ・悲しみ・喜び・不安な日々を一切合切、自分で受けとめて、未来へと歩んでいくような感じがあります。

 私自身も、高校時代は音楽選択の人でした。私の高校では、課題曲があり、その課題曲を楽器で演奏するもよし、歌うもよしといった試験がありました。課題曲は(皆さんはご存じないと思いますが)田原俊彦の『哀愁デイト』などの当時の流行りのJーPOPでした。私は楽器ではなく、歌いましたが、音楽の先生は「踊りがついてないから詰まんないね~。」といった評価でした。(後の評価は「楽典」というその道の経典のような中から出題されてましたのでつらかったです。)

 話は戻って、今日のバンドの練習ですが、5時間程度だったと伺いました。「カラオケボックスに集まって個人練習したのでは?」と確認しましたが、そのような事はしてませんとの話でした。「みんなポテンシャルが高いですから・・。」とのお話もあり、頼もしく感じました。

 どんなに富める国も貧しい国にも音楽はあり、歌はあり、メロディはあります。歌によって救われるというか、勇気もいただくことも、ままあります。今日はとても気持ちの良い見学をさせていただきました。

 音楽理論の選択者の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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【校長ブログ】翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~

 勤労感謝の日から公開されるという映画『翔んで埼玉』では、琵琶湖を有する滋賀県のディスリがあるようです。教育関係に公務する私の身としては、ディスリはどのような事でも本来は見過ごしてはいけないと思います。しかし、映画という媒体は見たくなければ見ないで結構、というスタンスですので、特に問題視されないような感じなのでしょうか。

 新聞での知識ですが、琵琶湖は滋賀県が管理し、琵琶湖の水が流れていく瀬田川の水量管理は国が管理しているとのことで、瀬田川の水は京都に住まう人々にも大事な供給源となるそうです。ですから、昔から、滋賀県出身で京都の大学へ進学された学生に、京都府の人間から午後6時になったら「もう(滋賀県は田舎なのだから)早く帰りなさい。」といじられるそうで、その切り返しに、滋賀県の人は「琵琶湖の水を止めるぞ。」というお約束があるそうです。

 私も40年近くも前に東京の大学に通学していた時に、東京都在住の人から「埼玉って信号が一つくらいしかないんだよね。」とか「埼玉って人より牛や豚の方が多いんだよね。」とか「将来、埼玉県の人とだけは結婚してはいけないと父親から言われている。」とか散々なことを言われたことを思い出します。

 そういう理由からか私の友人たちも、今は埼玉県にはあまり居住してはいないで、横浜市や東京都(練馬区が多い)に居住しているものもいます。私の学生時代には、埼京線がまだ開通していなくて(大学4年生から戸田まで開通したような・・)今なら、さいたま新都心駅が出来て、たいそう近代化されて自慢できたのに・・・と思っております。
 『翔んで埼玉』のパート1はTVで見ましたが、荒唐無稽すぎて埼玉県をディスっている感じには思いませんでしたが、先ほどの学生時代の思い出はオーバーラップしました。パート2も、おそらく後からTVで見るのかなと思ってますが、皆さんは映画などは見ることはあるのでしょうかね。忙しい越高生には映画に行く暇はないかもしれませんね。

※全日制は修学旅行との関係で期末考査一週間前となりましたね。年越しが気持ちよく送れるように計画を立て、勉強に励みましょう。。

 

 

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【校長ブログ】世界哲学の日

 世界哲学デーは、ユネスコが定めた11月の第3木曜日を記念する国際デーです。

毎年11月の第3木曜日に世界哲学の日を祝うことで、ユネスコは、人間の思考の発展、各文化、各個人にとっての哲学の永続的な価値を強調しているのだそうです。ユネスコは常に哲学と密接に結びついており、思弁的または規範的な哲学ではなく、国際的な文脈における人生と行動に意味を与えることを可能にする批判的質問だとのことですが、皆さん分かりますか。

 「世界哲学の日」を制定するにあたり、ユネスコ総会は、特に若者にとっての哲学の重要性を強調し、「哲学は批判的で独立した思考を奨励し、世界をよりよく理解し、寛容と平和を促進するために努力することができる学問である」と強調しました。 ユネスコの総会は、「ユネスコで哲学の日を『世界哲学の日』として制度化することで、哲学、特に世界における哲学教育が認知され、強い推進力を与えるだろう」と確信したようです。

 さて、皆さんは「ロッジと子羊」という教養番組をご存じでしょうか??そして、出演している小川仁志さんをご存じでしょうか? 

 この人は哲学者で、現在、国立山口大学国際総合科学部の教授で、元プリンストン大学客員研究員でもあります。博士(人間文化:名古屋市立大学にて2008年取得)。専門はヘーゲル哲学、公共哲学、および政治哲学です。

 私は、この人とマイケル・サンデルのような授業をしたいと教諭時代には思っておりました。しかしながら、そこまでの教養と授業実数が足りずに、モヤモヤ感が残っております。でも、最近は、何人かの生徒の方が面接練習に校長室を訪ねてくださり、面接の構築をしていると、哲学的な話が出来てきたりするので少し楽しく過ごさせていただいております。

 今週末などに実施される面接に向けて皆さん、自分の人生を構築してお話しできるように頑張ってください!!

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【校長ブログ】七五三

 今日は、七五三(しちごさん)の中心日です。7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事であり、神社・寺などで「七五三詣で」を行い、報告、感謝、祈願を行う奉告の意味を持っております。皆さんの中の多くの方も、経験されたと思います。

 そもそもの由来は、館林城主である徳川徳松(江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男)の健康を祈って始まったとされる説が有力だそうです。つまり、発端は、関東地方の風俗であったものが、京都や大阪に広まって全国規模の行事となっていったというらしいです。

 私的には、七五三と言えば「千歳飴」。

 親が自らの子に長寿の願いを込めた「千歳飴(ちとせあめ)」を与えて食べて祝うとされてますが、個人的には、ボキボキおりながら食していた印象です。千歳飴という名称は、「千年」つまり「長い」「長生き」という良い意味があると共に、細く長くなっており(直径約15mm以内、長さ1m以内が基本的な大きさなのだそうです。)そして、縁起が良いとされる紅白それぞれの色で着色されているものです。千歳飴は、鶴亀(つるかめ)や松竹梅などの縁起の良い図案の描かれた千歳飴袋に入れられてもおります。 

 皆さんの中には七五三の思い出をお持ちの方やもう忘れてしまったという方も混在しているかと思います。しかしながら、そういった時代(行事)を経ての今があります。そして、成長の行事一つをとってみても、七五三のような自分ではなく、予め(お家の方が)設定していてくれたようなものではなくて、今は自分自身で設定して、大学などの受験日も設定して、自律した行動をしているはずです。そういった成長を自ら認めつつ、楽しみながら成長していってください。  

※しばらくの間、出張や先生方の授業観察(これからも続きますが・・・。)もあったりしてブログをお休みしておりました。また、再開していきたいと思います。。



 


 

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【校長ブログ】鍋の日

 今日は、暦の上では明日「立冬」を迎えることになっていて、ストーブの試し焚きも終了しましたのに、一日暑い日でした。生徒の中には「エアコンを(スイッチ)入れてください。」と懇願するものもおり、季節感が全くなくなってきていると嘆息しております。

 本来であれば、冬の到来が迫ってきて、温かい鍋物が恋しくなる時期です。ですから今日は「鍋の日」といった記念日になっているのです。

 皆さんは、この気象状況ですと鍋物にはまだ早いとお思いでしょうか?私は鍋料理が大好きですので、通常のこの時期ならば、毎日が鍋でも良いくらいです。

 皆さんは鍋料理と言えば、どんなものを想像するのでしょうか。私は、一般的な寄せ鍋、水炊き、すき焼き(ちょっと高価ですね)、もつ鍋(お店に行かないとですが)、キムチ鍋、おでん(一番好きな感じです)などが定番です。最近、流行りの、みぞれ鍋、豆乳鍋、ミルフィーユ鍋などは、ハイカラすぎてちょっと苦手です。(「ハイカラ」という言葉が分からないかもしれませんが)
 鍋料理とは全く関係ないですが、フランス料理の世界的に有名なシェフに三國清三氏がおりますね。この方の自伝を読む機会がありました。氏は学歴的には中学校卒というものですが、自分の行動力で札幌のグランドホテルで働く口をつくり、その後、帝国ホテルに18歳で入り、ずっと鍋洗いをしていたところ、総料理長(天皇陛下の料理番としても有名)の村上信夫氏に認められ、スイスの大使館で働き、28歳で帰国した後、「オテル・ドゥ・ミクニ」をオープンさせ、一時は全国に13店舗を構えるようになったようです。
 現在、69歳の三國氏はその店舗を全部閉じ、新たに純粋に料理だけに向き合うというコンセプトのお店を開くそうです。氏のモットーは「命がけで料理に挑戦し続ける」だそうです。どんな環境でも、腐らず・あきらめずに壁を乗り越えるのだそうです。

 さて、翻って私自身がそのようなチャレンジができるかは分かりませんが、このような志をもってさえいれば、なんでも出来そうな気がします。

 進路決定に向けて、頑張っている生徒の皆さん、自分自身を励ます良い言葉を見つけて、この冬を乗り越え、希望の春に向かって挑戦してまいりましょう!!

 

 

 

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