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2024年10月の記事一覧
【校長ブログ】TKG
最近、卵の値段が高騰しているとのことです。朝、ラジオニュースを聞きながら通勤してまいりますが、そのような話題がありました。オムライスが看板メニューのお店などでは、フライパンの大きさを27㎝から24㎝にしてみるとかの工夫をして、値段を上げないようにしているとのことです。
そして、最近の卵の贅沢な食し方というのは「TKG」(卵かけご飯)なのだそうです。最近の卵は色々な保存料などが入っていて、生卵として食するにはリスクがあるようでして高級な卵ではないと食あたりもするということです。私が幼い頃には、一週間に一度くらいは卵かけご飯を食していたような気もしますが、確かに、今は卵かけご飯は食さないようにしています。
高級な卵(サルモネラ菌などにならないものも含む)を使用しての卵かけご飯には、飯(主に米飯)と卵以外に、何かしらの味付けをして食べることが多いです。私は醤油一択でしたが、現在は、ポン酢など醤油系調味料、山葵や海苔など卵以外に加える具など様々であるようです。
当時、割った卵を単純にかき混ぜただけでしたが、今では、卵をどのような状態にするかもバリエーションがある様子です。溶かさずに乗せて食べながら箸で溶かす食べ方のほか、事前に溶かし解してかけることもあるようです。また卵を割って、ホイップする機械も市販されているそうですのでビックリです。
卵白については、除去して卵黄のみかける食べ方と、米飯の上で割るなどして卵白も含めてかける食べ方、卵白も含めて事前に解してかける食べ方もあり、人それぞれであるようでして、また、卵かけご飯専用醤油までも存在しているようです。
卵かけご飯について、時代小説ではそのシーンが出てまいります。例えば、司馬遼太郎『翔ぶが如く』では西郷隆盛が明治維新以降、卵かけご飯を好物として掻っ込む描写がありますし、大石内蔵助率いる赤穂浪士たちが、卵かけご飯を食らいながら、吉良邸討ち入りの話をすることを池波正太郎が描いております。(本当はどうだったかは分からない。多分、筆者の想像であると言われております。)
ちなみに今日は「卵かけご飯の日」なのだそうです。。
【校長ブログ】国政選挙
一昨日は国政選挙がありました。結果等についてはもうマスコミ等の報道で皆さんご案内かと思いますし、私は公務員ですので、何か個別にコメントする立場ではありません。しかしながら、選挙前には、高校生で選挙権を持つにいたる生徒の皆さんには、高校教員としては「選挙には行きましょう。」という話はしなくてはならない立場にもおります。
私が、高校時代に選挙権があったとして投票に行くか行かないかと考えた場合、いい子ちゃんぶるわけではありませんが、多分行くのであろうなと思います。ただ、日本国では、議院内閣制であるがために、選挙で当選された国会議員の方々が内閣総理大臣を選ぶという方式ですのでアメリカ大統領選挙と違って盛り上がりに欠けるのではないかと高校生としては感じるかもしれません。
ちょっとだけ選挙に触れました。ただ、いつもこういった時期に感じることは「文部科学大臣」は誰が就任されるのであろうというものです。出来るだけ、学校の現場をご理解いただけるような方に就任いただけると生徒(児童)のためになるのであろうと生意気に考えてしまうところです。目下の私の一番の思いは「学校の先生不足」への対応です。越ヶ谷高校でも埼玉県でも日本国内全体で教員不足です。そのため、リアルな高校生活のダイナミズムが、そのエネルギーが低くなるような危機感を覚えております。
そういったことに対して、現場の長としてなんとかしなくてはという思いはあるものの、現実的にどのようにしていけば、教員不足解消が出来るのか迷走します。
私は、越高生の皆さんに将来、教員というお仕事にも興味をもっていただいて、選択肢の一つに入れていただきたいと考えます。越高時代の良い思い出をお持ちの皆さんなら必ず良い教員になられると思います。よろしくお願いいたします!!
【校長ブログ】越定祭!!
今日は、越ヶ谷高校定時制の課程の文化祭、「越定祭」の当日です。越ヶ谷高校定時制では体育祭と同様、文化祭も昼間の時間帯に実施しております。
昨日も通常の授業ですので、午後9時くらいまでは学校にいて、今日は早朝から準備かたがた登校してくれました。若干、数名は眠い目をこすりながらという感じでしたが、元気いっぱい用意してくれていて、とても清々しい気持ちにさせてくれました。
開祭式では、私の挨拶がありますので、副校長とともになんとはなしに体育館で立っていたところ、生徒会代表のKさんが、わざわざ奥からパイプ椅子を持ってきてくれて「校長先生、副校長先生。椅子をご用意しました。どうぞお座りください。」という声をかけてくださいました。
こういったことは、教育学上でいうところの「非認知能力」というものです。分かりやすく言えば「気遣い」です。最近の教育科学では、この「非認知能力」をつけることが大事だということが言われております。ですが、Kさんのような対応は、学校の授業中での「学習指導」では簡単に身に着けられるものではなく、ご家庭の躾の良さだと思うことがあります。
自分自身、反省のもとに考えれば、教科指導にかまけていて「非認知能力」については曖昧となってしまい、目に見えてつけることが出来ないので、おざなりになってしまっているのではないかということです。
こういうことに遭遇すると、本来の教育活動というものは「学習指導」だけではなく、「学業指導」として、実践していかなければいけないものであると痛感します。この年齢になっても、生徒の挙措動作で気づかされることはあります。やはり「後世畏るべし」です。
さて、お休みのところ、保護者の皆様、卒業生の皆さん、在校生のお友達、元越ヶ谷高校定時制の先生方、ご来校本当にありがとうございました。
そういった無形の応援も在校生にとっての「非認知能力」の育成に資するものと弁えます。学校というところで、文化祭といった特別活動をリアルに実施することが生徒の精神にも充実したものをもたらせていただけるものと思っております。
そして、「生徒が主語」となって越定祭を実施出来ました。生徒会の皆さんへはスペシャルサンクスです。現有の定時制の先生方、縁の下から「主役の生徒」を支えてくださって感謝申し上げます。
【校長ブログ】努力を続け夢を実現しよう!
表題にの言葉は、今朝の埼玉新聞「令和7年度高校入試対策特集」の埼玉県知事大野知事の中学校3年生へのエールです。
埼玉新聞は、この時期になると高校入試特集が組まれます。(もう、そういった時期になるのですね・・・。と毎年毎年感じますが、中学校3年生にとっては実質、一生に一度の高校受験を迎えられるわけですので、高校としては全力で応援したいと考えます。もちろん、特定の生徒を応援するというのではなく、公平・公正に間違えのない入試業務を行うという意味です。)
埼玉県教育長の日吉教育長からは(埼玉新聞紙上に)「一日一日を大切に 粘り強く着実な努力を」とエールがあります。来週には第1回目の希望調査結果が発表されることとなるでしょう。越ヶ谷高校は、ありがたいことに例年、人気の高い高校となっております。
受験生の皆さんは、その結果に臆することなく、チャレンジしてほしいと切に願います。翻って自分自身の高校受験を考えてみれば、北辰テストという(当時は中学校で実施されていた)模試と旧浦和市一斉テストと言われていた学力診断検査が主流だったような気がしますが、個人的に埼玉県だけの学力判断ではいけないなと(生意気にも)考え、当時は塾には行っていなかったこともあり、自分で見つけてきた全国模試を受けてきて、その偏差値の低さに恐れ慄いて、全国には頭の良い人がたくさんいるんだなぁ・・。と「井の中の蛙大海を知らず」状況を感じた次第でした。(しかし、偏差値は数字のマジックだと思っておりますので、偏差値に惑わされずに志望校を決めてほしいという気持ちもあります。)
越ヶ谷高校は「行事・部活動・勉強」の三位一体を目指し、社会に貢献するリーダーを育成するという学校のミッションがあります。越高を目指し、頑張ってください。(本校には定時制もあります。定時制も県内定時制の中では人気校となっております。)
入試本番までは約3か月です。体調管理に気をつけて、乗り切ってください。越高生も受験を迎えられる全日制・定時制の最高学年の方々は、自分の力を伸長させ、「第一志望は譲らない」という気概で自分にとっての栄冠を勝ち取ってください!!
【校長ブログ】国連デー
今日、10月24日は、1945年、世界51ヵ国の加盟国で設立された「国連(国際連合)」の記念日だそうです。国連の主たる活動目的は、国際平和と安全の維持(安全保障)、経済・社会・文化などに関する国際協力の実現であります。2024年3月での加盟国は、世界193か国であり、現在国際社会に存在する国際組織の中では最も広範・一般的な権限と、普遍性を有する組織であります。
中学校の歴史の授業で、国際連合は、第二次世界大戦の勃発を防げなかった国際連盟の様々な反省を踏まえて設立されたということを学びました。そして、国連の目的は国連憲章第1条に記されており、目的は次の三つで①国際平和・安全の維持②諸国間の友好関係の発展③経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決のため、および人権・基本的自由の助長のための国際協力ということを定期テストで答えた気がします。
中学校3年時の社会の先生は、いつも「君たちの中で国連で働けるような人材がいるといいなぁ。」が口癖ではありましたが、その時の友人で国連の事務員になった人はいないのではないかという印象です。その中でも有名な機関は「国際連合安全保障理事会(英語: United Nations Security Council、UNSC)」というものがあり、世界の平和と安全の維持に主要な責任を負っており、国際連合の6つの主要機関の中で最も大きな権限を持ち、法的に国連加盟国に拘束力を持つ決議を行うことができる事実上の最高意思決定機関であります。
中学校の頃は「国連があるのになぜ、世界の紛争はおさまらないのか?」という単純な疑問が湧きました。高校生で、地理Bや世界史、又、政治経済・倫理社会を学び、世界情勢を知っていくにあたり、世界の秩序を保とうとするには、ものすごく色んなバランスがあって、簡単にはいかないであろうなぁと嘆息した思い出があります。紛争のみならず、世界、否、日本でも、又、半径5mの人間関係においてだって「安定・不安定」が微妙に、そして、パラドックスのように動き乱れている場合もあります。そういう意味では何千年経っても、人間の本質は変わらない(良いところも悪いところも)のかもしれません。しかしながら、「人間なんて、所詮はこんなもの」という冷笑はやめて、出来るだけ安定するように、努力を続けていくことが肝要ではないかと、人間を長年やってきてみて思うところであります。
高校生の皆さん(中学生の皆さんも)は、これからの人財です。柔軟な発想をして、そして、たまには失敗もして、失敗から大切な何かを学び、成長していってほしいと思います。そのためには、精一杯、褒め、いけないことがあれば叱ります。褒めることも、そして、叱ることも皆さんを支援していくことであると思うからです。
【校長ブログ】モルの日
今日は、主として北米の化学者たちが、10月23日の午前6時02分から午後6時02分までを、物質量の単位である「モル」を記念する日としているようです。(英語表記は「Mole Day」)
ご案内のように「1モル(mol)」は「6.02×10の23乗個(アボガドロ定数)の粒子(原子・分子・イオンなど)からなる物質に含まれる物質量」と定義されており、この6.02×10の23乗という数字を「6:02 10/23」に当てはめて「モルの日」としているのだそうです。
私は高校1年生の時に、それまで物の重量などを表す単位はグラムやキログラムだと思っておりましたのに、「1モル」なる言葉が教科書に出てきて「なんだそりゃー。。」と愕然とした思い出があります。
今、化学の教科書を開くと「モル(記号は mol)は、物質量の SI 単位であり、1 モルには、厳密に 6.02214076×10の23乗 の要素粒子が含まれる。この数は、アボガドロ定数 NA を単位 molマイナス1乗 で表したときの数値であり、アボガドロ数と呼ばれる。系の物質量(記号は n)は、特定された要素粒子の数の尺度である。要素粒子は、原子、分子、イオン、電子、その他の粒子、あるいは、粒子の集合体のいずれであってもよい・・・。」とありますが、今でも理解が覚束ない状況です。(化学の先生方、申し訳ございません。)
そして、「モルを定義することで、物質量と要素粒子の数を結ぶ普遍定数が定義され、その値を決定することができる。この普遍定数がアボガドロ定数である。 1 モルに含まれる構成要素の数をアボガドロ定数という。・・・・・・。」と続きますが、これも同様に定期テストの際に、問題集やチャート式の参考書を丸暗記して臨み、基本的には玉砕した思い出が残っております。(だから、食べ物に関し、好き嫌いのない人間なのですが「アボカド」だけはどうしても好きになれないのではと思うくらいです。)
今、越高生の皆さんに私自身のバカさ加減を披露するのは、前提として、一応、化学も物理も一生懸命はやりましたが、結果として成績には結びつかなかったという事を伝え、高校という場所は一所懸命に勉強しても自分には理解不可能な領域もあるということです。ですから中学校のようにちょっと勉強すれば点数は取れる=「やれば出来る!」信仰は無くなり、「世の中でやっても出来ないことはある。だからこそ、自分の出来ることに縋りついてものにしよう!」という気になるというものですと言いたいのです。
でも、いまだにモルの計算問題はなぜか解けるので、一般教養程度の就職試験は出来ましたから、出来ない教科も、あがくことも大事ですという意味です。さて、中間考査は如何でしょうか?
越高の問題はやっても出来ないというレベルの問題もあろうかと思います。ですが、出来る教科もあると思います。それに縋りついて極めてほしいと思いますし、点数に結びつかなくても、出来るだけのことはやるという意識を持ってください。社会人として、重要なことは「出来なくても努力する。」という姿勢だと思っております。
【校長ブログ】文芸部誌
校長のお仕事って何をしているのか?越高生や中学生の皆さんにはピンとこない事もあると思います。何となく何かイベントがあると最初に挨拶したり、学期当初や終わり、又、入学式、卒業式で講話したりというところしか目立たないお仕事だと思われがちです。他にも越ヶ谷高校とは関係ないところのお仕事もあります。例えば、越谷市の色々な委員をやらせて頂いてもおります。そのような中、元国語の教員っぽいお仕事が埼玉県高等学校文化連盟の文芸部長というお仕事があります。埼玉県の公立、私立の文芸部の集まりの中で小説、詩、俳句・短歌の創作の評価をするお仕事です。今、私の手元には、文芸部誌が10冊あります。文芸部誌も評価をする対象となっております。
どの高校の文芸部誌も手が込んでおりまして、その上位を決めることは難しいと感じております。デジタル化が進んでいる今、紙の文芸部誌は希少価値というか、きっと絶滅危惧に相当する代物なのだと思われます。それだけに上質の装丁にも拘った高校の文芸部誌は部員の皆さんの汗と涙の結晶なのではないかと思っております。
あとがきなどにも、個性の集まりの中で侃々諤々、喧々囂々とどんな部誌にするかと言った議論があったような記述があり、私個人の経験としては運動部一辺倒でありましたが、運動部以上に熱い部活動なのかなと思いを新たにしたところでもあります。
残念ながら越ヶ谷高校の文芸部誌はありません。ウエットな私としては越高文芸部誌があれば一択なので(笑)悩みはないのですが、逆に越高文芸部誌が無いのでニュートラルに私心無く、選べることが出来ます事は良い事だと思っております。
高校生の書いた小説を読むと「なるほどね~。こういうことは自分も高校時代に感じていたかな~。」等と青春がフィードバックしてきた感があり、くすぐったい感じもします。私も中学生の時に、横溝正史ブームがあって、金田一耕助を主人公とした探偵小説を書いたことがありました。先生がそれを、昔の浦和市教育委員会に提出してくれて評価された気もしますが、ほとんど本家のパクりだったので恥ずかしいかぎりでした。
それ以降、小説を書いた事は無いですが、この文芸部誌を書いた部員の中から小説家が生まれたりするかもしれないと思うとワクワクします。
越高出身者にも芥川賞作家がいらっしゃることを最近存じ上げました。先に書いたように、越高文芸部誌はありませんが、越高生の中から又第2の芥川賞作家が生まれるような創作をされている方がいると更にワクワクします。
読書の秋でもあります!テスト終了後には、又、読書の時間を作ってみてください。
【校長ブログ】大隈重信
今日は、大隈重信が、早稲田大学の前身となる「東京専門学校」を創立した記念日なのだそうです。当初は、創立者・大隈重信の別邸が東京府南豊島郡早稲田村に、また、校舎が同郡戸塚村にあったことから、関係者には「早稲田学校」「戸塚学校」と呼ばれていたようですが、最終的には「東京専門学校」と名付けられたとのことです。1892年頃には、専門学校の別名として「早稲田学校」と呼ばれるようになったとされ、以後、1902年9月2日付で、専門学校から大学への昇格を機に、大隈によって代表される早稲田の地名をとり「早稲田大学」と改称したようです。(常用漢字の改正以前は、「稲」は、「旧」ではなく「臼」の「稻」を使い、「早稻田大學」と表記して、卒業時の学位記を納める楯には現在も旧字体が使われているということです。)
多分、関東地区に住まわっている小学生でも「東京大学・早稲田大学・慶応義塾大学」というのは知られており、越高生の皆さんの中でも進学したいなぁと思える大学の一つではないでしょうか・・。
進学すれば、全国にOB組織(稲門会:とうもんかい)があり、困ったら先輩に聞くことが出来るような歴史と伝統のある大学です。私が幼い頃は「早稲田は卒業した人よりも中退した人の方が有名になるなどの不思議な言葉があり、皆さんの中では、あまり知られてはいないかもしれませんが、タモリであるとか大橋巨泉、又、文豪であるなら、菊池寛、北原白秋、石川達三、種田山頭火など、芸能人なら宇津井健、菅原文太、山田康雄(ルパン三世の初代声優)、大瀧詠一など枚挙にいとまがありません。
せっかく入学したのですから卒業した方が良いと思ってますが、こういった金字塔を打ち立てたのであれば、学歴などは必要ないのかもしれません。(自分が普通だと思う人は絶対に卒業した方が良いと思います!!)
さて、今日は車の温度計は13℃を表しておりました。コートでも着ようかなという勢いです。寒暖の差で健康が損なわれないように着るもので調整を図ってください。
先週から定時制は中間考査、全日制は今日から中間考査です。皆さん、今持っている力を全力で出してください。先生方も今日は「心肺蘇生法講習会」といってAEDを使用できるように勉強します。お互いに頑張りましょう。。
【校長ブログ】埼玉県高等学校美術・工芸教育研究協議会
今日は、越ヶ谷高校を会場に埼玉県全域から100名程度の美術・工芸の先生が参集し、表題の研究協議会が開催されております。美術・工芸の中堅にあたる先生の資質向上の機会という事ですが、本校のK先生の実力が高いことの証左であると思います。もちろん、K先生以外にも先生方の授業を見学に来られるような研修は沢山あり、越ヶ谷高校の先生方の水準が高いということであり、校長としては非常に嬉しく感じております。生徒の皆さんはそういったレベルの先生にご指導されていることを誇りに思いながら、自分の能力も高めていってほしいと願います。
そのための方策としては①ちょっと無理をする。②ちょっとの無理を毎日やる。③(自分が凄いと思える人と)関わっていく。④たまには他人のために生きてみる。ということを推奨します。凄く無理をするのは体調を壊しますのでお勧めできませんが、50mダッシュするところを55mにするとか、分からない問題を休み時間まで粘ってみるとか、1時間学習すると考えて1時間10分やってみるとかといったことです。そして、そのちょっとした無理を毎日やるということです。それが習慣化して、当たり前になると成長します。自分より凄い人はクラスに1,2名は居ると思います。(自分以外は皆凄いと思う人もいるでしょうが、そこまで謙虚にならなくても良いと思います。)その人と話をすることで「なるほど、そういった考え方で生きているんだ。」と謦咳に接するのは高校時代には貴重な体験だと思います。
そして、とても大事なことは他人のために生きてみるということ、たまにで良いのです。自分の成長の為とか考えると怠け心が出ると何もできなくなります。しかし、友人のためにとかクラスのためにと考えると思い切った行動も出来ることがあるのかもしれないと考えます。
最近、少し涼しくしのぎやすくなってきたなと感じている中、毎日寄るコンビニではクリスマスケーキの予約ともっとびっくりしたのはお節料理の予約が始まっておりました。1年は本当に早くすぎていくものと痛感しております。思い返せば、高校3年生くらいから1年1年がとても早く感じられ、教員になってからは異動すると最初の1年は長く感じられるもののその翌年からあっという間に過ぎていく感じでおります。越ヶ谷高校も昨年度は結構、長く感じられましたが今年度はもう折り返しも1か月過ぎてしまうのだなぁと感じております。
【校長ブログ】幼なじみ
昨日、今日と関東地区代表高等学校長研究協議会・埼玉大会という言ってみれば「校長たちの研究発表会」をさいたま新都心に舞台を据えて実施してまいりました。
研究協議会ですので、校長の研究したことを発表するのですが、前にも申し上げました通り、いくつになっても、又、たとえ、校長になったとしても(多分、皆さんは校長になって勉強なんかしないとお思いかもしれませんが・・)研究テーマが与えられ、研究協議をします。
さて、大会は無事に終了しまして、来年度の千葉県大会にバトンタッチが出来たわけなのですが、ここで個人的に嬉しい出来ごとがありました。ある校長が私の中学校1年生の時の同じ学校の同級生だったのです。前にも披露しましたが、私は、父親の仕事の関係で、小学校・中学校を6回ほど転校しております。その中で中学校1年生の時もたった1年間で転校しました。
しかし、たった1年間であった時の同級生から声をかけていただき、同級生であったことが分かったのです。私は転校生で、たった1年間ですので、同じクラスの人や陸上競技部だった友人としか知ることが無いのですが、その校長は、名前と顔を朧気に覚えていてくれていたとのことで、お話しいただきました。
中学校1年生時からもはや半世紀くらい経っているのに、その中学校の英語の先生や数学の先生などの思い出を話しているうちにタイムトリップしていくような感じがして短い時間でしたが、懐かしい気持ちになり、そして、同じ空気、空間を生きた人が、同じ校長という立場でいる事にも感慨深いものがあります。
私は転校が多かったおかげで、高校は寮のある高校に入学して、親の異動があっても高校は簡単には転校できないので、一か所にとどまり、そこでの友人たちとは今でも連絡を取り合うことが出来ます。しかし、もう会うこともないだろうなと考えていた中学校時代の友人との、こういった再会は本当に久しぶりの清涼感に満ちたものとなりました。
「3人の信頼する友を持つことは、何事にも勝る財産である。」という言葉があります。私も、3人以上の心を許せる友達がおります。友人たちが頑張っているからこそ、自分も今の自分のポジションで、自分なりに頑張ってみようと思っております。
皆さんも、高校時代(小・中学校時代も含め)の友人を大切にしてください。